私たちパーキンソン病のような『脳神経疾患』の場合、調査に来られる方が、ほんの少しでも病気について知識がある方なら、よりありがたい!と思ってしまうのは無理な事なのでしょうか❓調査員の方が来られるからと❝薬❞を抜いたりもできません。オンの状態だと、本当の状態が分かりません❗
介護保険の認定調査員の方は、大勢の調査対象者を抱え期間内に調査を終了しなければなりません。そのご苦労は、私も見ていて頭の下がる思いです。
パーキンソン病患者に対して認定審査って意味が有るのでしょうか?特にオンの時。
平成25年の秋に、初めて要介護申請をしたときは、私って介護が必要な状態になったんだとシミジミ?そして自分が大変な病気になったことに、改めて呆然となりました。
けれど『介護認定』を受ける事は大切なことです❗必要な福祉用具のレンタルや転倒防止の手すりを付けるリフォームも必要です🤔
パーキンソン病患者にとって、通所施設でリハビリを受け、身体機能の低下を予防すること!それは、服薬と並行して必ず行わなければいけない、大切なことだと、私は体験上確信してます
介護保険のサービスを受けるには、何から始めれば良いの?
まず、自分が住んでいる市区町村の窓口で要介護認定(要支援認定を含みます。)の申請をします。
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申請後に市区町村の職員などから訪問を受け、聞き取り調査(認定調査)が行われます。
※また、市区町村の依頼で、かかりつけの医師が心身の状況について意見書(主治医意見書)を作成します。
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認定調査結果や主治医意見書に基づくコンピュータによる一次判定、一次判定結果や主治医意見書に基づく介護認定審査会による二次判定を経て、やっと市区町村が要介護度を決定します。※この時の医師の意見書は、診断書のような費用は発生しません!
*介護保険では、介護度に応じて受けられるサービスが決まっています。
*まず『介護保険被保険者証』が送られてきます。
自分が、どんな介護サービスを受けるのか、どの事業所を選ぶか、などについてのサービス計画書(ケアプラン)を担当のケアマネージャーに相談の上作成します。
*これで、ようやくサービスの利用が始まります。
この認定調査は、毎年11月中に行なわれ12月中に介護度が決まります。介護度が軽くなる人もいれば、当然重くなる人もいます。
パーキンソン病患者は10月から指定難病の申請、介護認定と年末まで落ち着きません
私は平成29年1~12月までの介護度は「要支援2」の認定でした。28年と同じ介護度です。
今、通っている通所リハビリに来年も週に2回通えることになり、内心ホッとしています。
『自転車こぎの有酸素運動』
『運動機能訓練士のストレッチ』
『TRXを使ったストレッチ』
『マシンでの筋トレ』
『PT(理学療法士)のリハビリと歩行練習』
『ストレッチポールやバランスボールの自主トレ』
それに加えてスタッフや同じ時間帯の人とのお喋り!これらは、レポドパ1回分くらいの効き目があります❗
パーキンソン病の認定調査の問題点!
パーキンソン病の患者にとっては「本来の状態」を見てもらえないことが多く、それが問題なんです!オフの状態は口頭でしか伝えられないんです。
薬が効いていてオンの時に認定調査が行われた場合、いろいろな項目で『できるか』『できないか』を質問されます。調査員は【認定調査票】に沿って質問されるので仕方がないのですが、オンの時だとできる事ばかり😟
まさか芝居をするわけにもいかず、すくみ足で動けない朝や夜のビデオを見せるわけにもわけにもいかず…立ち会ってくれる主人が冷静にフォローしてくれるので助かります。
※認定調査は土日もOKなので、その点も助かります
認定調査に来られる方が、少しでもパーキンソン病や脳神経系の疾患に詳しいことが望ましいのですが、こちらから調査員の指名はできません😔
※例えば、去年と同じ人が良いとか。
最初の年の調査員は、パーキンソン病のことは分かりませんと堂々?!と言われてしまい驚きました「私が見る限りでは、自立としか言いようが無いので主治医の意見書次第ですね。」とのことでした。
ハッキリ言って『自立』や『意見書』って何?のレベルだった、私と主人は訳も分からず、ただただ途方に暮れました(笑)
結局、リハビリを受ける事が必要であることやパーキンソン病による「歩行障害」「動作緩慢」が見られることが、主治医の意見書により伝えられ「要支援1」の介護保険被保険者証が、加古川市の介護保険課から送られてきました。
担当のケアマネジャー(介護支援専門員)も決まり、平成26年1月から通所リハビリ施設に週に1度通うことになりました。
浴室、トイレ、廊下に手すりを付ける工事など慌ただしく時間が過ぎて行きました。
※「要支援1」「要支援2」:地域包括支援センター
※「要介護1」以上:居宅介護支援事業者が管轄です。
このリフォーム工事も大切です。どこに、どの向きに手すりを付けるかで、必ず進行するパーキンソン病でどこまで自分の事が自分でできるかが、決まるといっても過言ではありません。たかが『手すり』とあなどるなかれ‼
私は便器の前の壁に横向きに手すりを付けたのですが、これが今でも凄く役に立っています。オフになると、ドスンと便座に座ってしまいそうになるのを一旦、手すりを掴むことで、ユックリと腰を下ろすことができます。
また、可動式の突っ張り棒(凄くシッカリ固定され100㎏に耐えます)を1本レンタルしてます。全部取りつけてしまうと、将来『つかみたい所』が違ってくるのでは?との福祉用具専門相談員のアドバイスからです。
来年の介護度は?病気はどこまで進行している?毎日が不安だらけです。でも、今できることを少しでも楽しみながらやっていくしかないんです
※ちなみに、届いた介護保険被保険者証の介護度に納得いかない場合は、不服申し立てができます。担当ケアマネや主治医に相談しましょう!
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