パーキンソン病は全身疾患!私がツラいのは『痛み』です。

パーキンソン病

パーキンソン病と言えば「 無動」「 固縮」「 振戦」「 動作緩慢」といった運動疾患の病気とされてきましたが、近年では非運動症状も注目されています。今回はその中の❝痛み❞について触れてみたいと思います。❝痛い❞ということは想像以上にツラいです😭パーキンソン病は『全身疾患』なのです❗

今回は
①運動症状と同じぐらい❝痛み❞に悩まされています!
②痛みで悩んでいる人はどの位いるのでしょう?について書いていきたいと思います。

ようやく、パーキンソン病が『全身疾患』だという認識が広がり始めてきました!ようやく…という感じです。

 

私の場合、運動症状と同じぐらい❝痛み❞に悩まされています!

上記の非運動症状(non-motor symptom)とは、どのような症状を指すのでしょう。例えば『 レム睡眠運動障害』『 嗅覚障害』『 うつ病』『 restless legs症候群(むずむず脚症候群)』といったものが挙げられます。

そして、 非運動症状のなかで PDに「慢性疼痛」が高頻度に認められることがわかってきたのです。私もパーキンソン病の診断がつく数年前から腰の痛みがあり❝坐骨神経痛❞です!と整形外科で言われました。そういうPD患者は多いと思います。

MRIなども数回撮りました。リリカカプセルも飲みました。そしてペインクリニックでブロック注射も打ちました…。でも、ハッキリとした改善は認められませんでした。

そして、パーキンソンン病の診断が下り、薬の服用が始まって5年目になりますが、未だに❝痛み❞からの解放はありません。むずむず脚症候群に加え、特に左足の小指の痛みと痺れ感、固縮感、最近では足の裏の違和感がヒドクなってきました。

特に、同じ姿勢を続けているとどうしようもないほどの❝痛み❞と❝痺れ❞がやってきます。パソコンに向かっている時などは、足元にテニスボール大のリハビリ用のトゲトゲが付いたボールを置き、それを踏みしめながら座っていないといられないほどの❝痛み❞です。

2016年の秋、転院をした時に「レキップCR」が追加され、痛みが少し楽になっていたのです。ところが、この1ヶ月くらいで、前にも増して酷い❝痛み❞に悩まされるようになりました。そして❝痛い❞と思い始めると、痛みが強くなってくるような気がします。

週に2回の通所リハビリや週に1回の訪問リハビリの時、PTや運動機能訓練士の元でストレッチ、歩行練習、有酸素運動をしていると、不思議に痛みは全くと言って良いほど感じないのです!とにかく同じ姿勢を続けるのが、一番良くないのでしょうか?そして、パーキンソン病が確実に進行しているのでしょうか⁉悲しいですが…。

痛みで悩んでいる人はどの位いるのでしょう?

パーキンソン病で、どこかに❝痛み❞を訴えている人が約40%前後!特に私のように『うつ症状』を伴う人が多いようです。

原因は様々で、★関節の動きや筋肉の機能の低下と★ジストニアが原因として頻度がたかいようです。

★関節の動きや筋肉の機能の低下の場合
症状の進行により関節や筋肉の動きが悪くなる。

動かすと痛みを伴うようになる。

痛いから動かさないという悪循環です。

《対策》
関節可動域訓練などの運動療法(リハビリ)が中心で、痛みがひどい時は消炎鎮痛剤を内服して行います。ホットパックなどの物理療法も有効です。

★ジストニアによる痛みは、抗パーキンソン病薬の内服時間と関係があり、薬の効果が切れて起こる場合と薬の副作用として出る場合の両方が考えられるようです。

私は、先週予約外で主治医に痛みが有ることを相談しました。たまたま前回の受診で「血液検査」をしていたので、内臓には全く問題がない事は明らかでした。
※稀に見る良い数字が並んでいました。フェリチンもマグネシウムも問題なし!

ということで、パーキンソン病から来ている『感覚異常』『神経過敏』を疑ってみることにして、漢方薬のツムラ68番芍薬甘草湯(こむらがえりなど、痙攣を抑える効果があります)が処方されました。

即効性のある漢方薬です。最初は、飲むと船酔いのようなふらつきがあり、トラベルミンのお世話になりました。徐々に体は慣れてきていますが❝痛み❞は消えていません。

明日受診なので、この痛みが『パーキンソン病の進行から筋固縮が強くなった』、『同じ姿勢を長く続けているから神経が圧迫されている』、『感覚異常』のどれなのか?また、複数の要素が合わさっているのか?主治医と相談したいと思っています。

次回は、薬の変更があったのか?漢方薬はパーキンソン病に有効か?などに触れてみたいと思います。

 

コメント

  1. 横田礼子 より:

    はじめまして。2013年にスペクト検査でパーキンソン病と認定されました。。発症は2008年で静止時の右足の振戦に気づきました。3ヶ所の病院で色々検査しても異常なしでパーキンソン病しかもヤール3と認定されるまで5年かかりました。しかも脊柱管狭窄症の手術を2014年に股関節置換手術を2016年に受けました。もともと手術が必要だったのだと思いますがパーキンソン病の痛みの可能性もかなり考えられるのですね。今もオフの時は筋肉の痛みとだるさでじっとしていられず一番座り心地の良い車椅子に座っています。昨日このブログを見つけました。大変ためになります。又メールさせて頂きます。

    • コメントありがとうございます。私も同様に5~6年間もの間、パーキンソン病と分からず坐骨神経痛と言われ“リリカ”を服用したり、診断がくだる直前まで心療内科で“朝ご飯は薬?”っていうほどの種類の抗不安剤やら胃腸薬やら…を飲んでいました。もうどれが効いているのか分かりません。“痛み”って、当たり前ですけど本人にしか分からないんですよね。私は、左足の指が痛みます…いや固縮なのか?それとも、むずむず脚症候群が悪化しているのか?自分でもどうすることもできません。いくら、自分の足を揉んでも叩いても治まらない!気休めに湿布貼ってますけど。本当は励まさなきゃいけないのに、私の愚痴を聞かせてしまってゴメンなさい( ;∀;)

      この痛みとずっと付き合っていくのかとウンザリですが、なるべく1時間以上同じ姿勢でいないように!!トイレに行ったり、チョッとだけ気分転換にチョコを食べにキッチンに行ったりしながらパソコンの前に座ってます。本当にありがとうございます。

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