パーキンソン病患者が『うつ病』併発は約4割!うつ病がパーキンソン病を誘引することは?


私の場合はパーキンソン病との診断まで数年かかりました。メマイから始まり体のアチコチに不調を感じ、結局「心療内科」に数年通院するうちに『うつ病』と診断されたのです。

精神安定剤から筋弛緩剤、抗うつ剤とドンドン薬を増やしながら、自分の体をダマしダマし仕事を続けていたのですが…。

振り返ってみると、最初からパーキンソン病に罹患していたのではないのか?それが元で「うつ病」を併発したのではないか?とも思います。ただ、過去の事を考えていても仕方がありません。今は、少しでもパーキンソン病の症状改善に向けて、前に進んで行くしかないのです‼

パーキンソン病になると「うつ病」を併発することが多いのか?うつ病の人が「パーキンソン病」になりやすい!などということがあるのでしょうか?そのあたりについて書いていきます。

サイド上

スポンサーリンク

パーキンソン病患者が「うつ病」を併発する確率は?

近年、抗パーキンソン病薬が一定の効果を上げることによって、パーキンソン病の『運動症状』は、かなり改善されてきたと言われています(でも、やっぱりツラいです)。そのような状況で注目されているのが『非運動症状の重要性』です。その代表的なものが「うつ病」です。

 最近では、うつ病の合併率は 40% 前後という数字が一般的になっているようです。そして「うつ病」は、パーキンソン病の患者本人だけでなく家族の QOL に大きく影響すると報告されています。

パーキンソン病の症状とうつ病の症状には、重なる部分が多いのです。初期に「うつ症状」が現れた場合、医師はパーキンソン病の初期症状を見落とすことがあるそうです。これは、私自身がそうであったため本当に納得です。

本当はパーキンソン病なのに、表情の喪失(仮面様顔貌)や姿勢、歩き方などで「うつ病」と誤診される可能性は、避けられないのですね‼安静時振戦や、動きの遅さが目立ち始めてようやく正しい診断が…それまでの苦しみは大変なものなのですが↘↘

パーキンソン病患者が「うつ病」を併発する原因は?

「うつ病」は、パーキンソン病の精神症状の中で1番多い病気だそうです。ただ、患者自身や家族もパーキンソン病とうつ病を併発していると気付かないことが治療を遅れさせてしまうとのこと。

❝治療法のない進行性の難病になった❞、その診断で不安にならない人はいないでしょう!私も、自分は生きている価値があるのか?とまで思い詰めました。

最近の調査によると、パーキンソン病患者の約半数(極軽症を含む)が、何らかの抑うつ状態を抱えていると言われています。けれど、重症のうつ病は数%程度で、パーキンソン病に罹患していない人たちと比較してもあまり差はないようです。

「うつ病」になる原因としては、遺伝、環境、ストレスなどの要因が関係していると言われていますが、はっきりと解明されていません。脳は多くの神経細胞のネットワークで構築されています。そして神経細胞のあいだの情報伝達は神経伝達物質を介して行われています。

パーキンソン病は、ドーパミン神経終末の脱落により線条体のドーパミンが低下していることが特徴的な運動症状の原因となります。そしてパーキンソン病は、セロトニンやノルアドレナリンという別の神経伝達物質も低下していると考えられています。

「うつ病」の原因にも、セロトニンやノルアドレナリンの異常が関係しているのでは?と考えられているので、パーキンソン病の患者がうつ病を発症する確率が高くなるということは考えられますよねパーキンソン病による脳内のドーパミンの低下自体も抑うつ状態の原因となっているのでは?とも言われています。
※ドーパミンは快感、やる気、運動機能といった働きを司る神経伝達物質。

 

「うつ病」からパーキンソン病になることはあるの?


海外の論文で「うつ病」と診断された人がパーキンソン病を発症するリスクは、約3倍以上と発表されたそうですが、確かな確証はないようです。

上記のように、初期のパーキンソン病の症状を「うつ病」と診断した結果かもしれませんね。また、抗うつ剤の服用による❝薬剤性パーキソニズム❞だということは考えられないでしょうか?

まとめ

パーキンソン病は、脳の中脳の黒質-線条体系のドーパミン減少が関わっていると考えられています。うつ病は、脳全体のドーパミン減少で、その中でも中脳-皮質辺縁系のドーパミン減少が意欲などを低下させると考えられています。

ふたつの病気には「脳のドーパミンが減少して発症する」 という共通点があるのです。ただ、今回私が断薬に再挑戦したようにパーキンソン病治療薬と併用禁忌の抗うつ剤もあります。

まず「うつ病」の対処法の第一歩は、自分がパーキンソン病であることを受け入れることだそうです。ツラいですが、その現実を受け入れられなければ、不安や心配な気持ちが大きくなり病気に悪い影響を与えます。

そしてパーキンソン病を正しく理解することが大切‼間違った情報に振り回されず、不安なことは主治医に確認しましょう!そうすることで不安や精神的な落ち込みなどが少しでも楽になれば気持ちも変わるかもしれません。これは、自分にも言い聞かせながら書いてます‼

「うつ病」も「パーキンソン病」も頭の中で起こっていること…原因解明、治療法の確立は難しいでしょう。それでも難病患者としては、1日でも早く根治治療法が見つかることを願います。