パーキンソン病と診断されて9年目。脅威のコロナウイルス対応のワクチン接種始まる!!ワクチン mRNAについて調べてみました!

パーキンソン病

いよいよです!始まりました。『コロナウイルス予防のためのワクチン接種』です。
コロナが本格的に恐れられるようになって1年くらいになりますでしょうか?生活があまりにも変化してしまったので、逆にずっと前からこの生活だったような変な錯覚が続きます。

日本でもコロナワクチンの接種が2月17日に始まりました。政府が同月14日、米ファイザー社と独ビオンテック社がが共同開発したmRNAワクチン「コミナティ」を特例承認したのです。

“いよいよ”とか“ようやく”とか書いてきましたが、新しいワクチンや薬が1年余り、いえ、全世界を巻込んでの『パンデミック』となってからだと1年弱かもしれません…こんな短時間でウイルスのワクチンが承認されるなんて!!コロナの脅威を改めて思い知らされました。

『コロナワクチンの開発進む!』とか『2020年末、もしくは2021年前半には医療従事者からワクチン接種が可能になるだろう、というニュースを観ても、これほどのパンデミックを起こしている得体のしれないウイルスのワクチンがそんなに早く開発、承認されるわけがないないんて思ってました。私のつまらぬ予想が外れて良かったです。

★今回は、今接種が始まっている『ワクチン』について、またまた脱線しながらになるでしょうが調べていきたいと思います。

日本で接種が始まっている『ワクチン』の種類は?!

日本で2月17日から、まずは最前線に立つ医療従事者への接種が行われているのがファイザー社(米)のmRNAワクチンです。他にウイルスベクターワクチンがあります。

★ここでチョッと調べてみましょう。

◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンの研究開発は導入に向け、全世界で まさに“未曾有”と言って良いほどのスピードで進んできたと思います。世の中には優秀な人たちの何と多い事か!ありがたいです。

まずはプラットフォームワクチンと考えられているのが『mRNAワクチン』と『ウイルスベクターワクチン』です。※プラットフォームが意味するのはその物の (この場合はワクチンの)『土台』と考えるのが分かりやすいでしょうか?

《mRNAワクチン(メッセンジャーRNA) 》
「mRNAとは?」なんてしてしまうと、とんでもなく膨大な情報になってしまいそうです。しかも、私程度の理解力ではとても歯が立ちそうにありません。RNAは記憶にないでしょうか?『リボ核酸(ribonucleic acid)』です。

懐かしい生物の授業の記憶総動員ですが、タンパク質の合成に関係しています。私たちの細胞内でもmRNAは作り続けられているのです。

我々ヒトの細胞内でも常にmRNAが作られています。でも遺伝子のDNAじゃ…ここまで書きかけましたが止めます。ドンドン話しがコロナワクチンから離れていきそうな予感がします。

この辺りも記憶にあるかも(生物選択)!タンパク質を作っているのは“アミノ酸”。その並び方でタンパク質の種類が決まります。ここでRNAが登場します。DNAからの情報をコピーするのです。

そして RNA(リボ核酸)は、mRNA(メッセンジャーRNA)、tRNA(トランスファーRNA)、rRNA(リボソームRNA)のトリオ!mRNAは、DNAからコピーした遺伝情報をリボソームに伝え、tRNAは、タンパク質を構成するアミノ酸をリボソームに運びます。トリオの中心的役割を担っているのが『mRNA』です。

この『mRNA』ワクチンは、なぜコロナウイルスに対して効果があるのでしょう?

今回のパンデミックは世界中を感染の恐怖と経済危機へ落としました。今現在、日本でも感染者数、重症者数、死亡者数などがニュースで流れています。

そしてコロナウイルスのワクチンでは、世界で初めて『人工的に合成したウイルスの遺伝子』を使った「遺伝子ワクチン」が実用化されたのです。

日本が現時点で“医療従事者”に対し優先的に接種しているファイザー製のワクチンは、ワクチンも遺伝子ワクチンの1つ(少しですが上で説明しています。)「mRNAワクチン」。

ウイルスの表面にあるスパイクたんぱく質を作るための遺伝情報を伝達する物質、「mRNA」を使います。難しいですが効いていく過程です。

❖人工的に作って注射で投与。

❖体の中でスパイクたんぱく質が作られる。

❖それに免疫が反応して抗体が作られます。
日本国内の製薬会社も開発を続けています。

『mRNA』ワクチンは「人体をワクチン工場として機能させる…凄すぎます!

前にも書きましたが、私がワクチン!と聞いて連想するのは、死滅したウイルスや断片を私たちの身体の中に投与することで抗体を作るというもの。

一方、ウイルスの情報をコピ―したmRNAを投与すれば、体内でウイルスのタンパク質を作らせることができる(だからワクチン工場)なわけです。難しい!!!かつては“異端のアイデア”と言われていたようですが…。

『なぜ効くのか?』に加えて『なぜこれほどの速さでワクチンが完成したのか?』もポイントはここ!mRNAワクチンには実際のウイルスは関与しないからなんですね。※変異種に対しても、それに合わせてmRNAを変えることで対応できます。

★下の表は3月17日の接種状況(人数)です。

日付  接種回数  内1回目  内2回目  施設数(*)
合計  437,485  423,196  14,289


優先順位の対象になる疾患です。見る限りではパーキンソン病は対象外のような…。
次回、もっと詳しい情報を発信していきたいと思います。
対象となる基礎疾患(案)
慢性の呼吸器病、心臓病、腎臓病、肝臓病、免疫が低下する病気、睡眠時無呼吸症候群、肥満などなど。

次回はアナフィキラシーショックについて。

コメント

  1. 田上利恵 より:

    梅雨。
    ご存じかもしれませんが、今朝、ネットで「東北大の福永教授のチームが治療薬に成り得る薬・・・4~5年後の実用化も・・・」という記事を見ました。
    多くの医者、研究者がパーキンソン病とも向き合っています。
    私はお祈りするだけしかできませんが、どうぞ希望をもってくださいませ。田上

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