パーキンソン病の診断基準は?診察は何科?診断する検査はあるの?

パーキンソン病

パーキンソン病のような病気の患者が、あらゆる❝科❞を「たらい回し」の末にやっと神経内科にたどり着く…そんな事はツラ過ぎます!パーキンソン病の診断は、神経内科でシッカリ問診、その後に確定検査というのが一般的な流れだと思います。

私のように「ドクターショッピング」をしなくても良いように、日本の医療に総合診療という考え方が一日も早く根付いて欲しいと強く願っています。

体の痛みから始まる人や私のように自律神経の異常からパーキンソン病が始まる人は少なくありません。整形外科や心療内科の医師が、少しでもパーキンソン病の疑いを感じて神経内科に紹介状を書いてくれれば、遠回りして苦しむ患者の数は随分減ることでしょう‼そのあたり書いていきます。

 

意外と知られていないんです。『神経内科』って?


最近、パーキンソン病は何科に行けば良いの?って聞かれることが増えてきました。私がパーキンソン病に罹っているということを知っている人が徐々に増えてきてるんですね。

それで、知り合いや親戚で体調が悪いけれど、血液検査をしても、MRIを撮っても異常がないという結果ばかり…これはもう実際に、パーキンソン病の診断が下るまで『ドクターョッピング』を繰り返したと言ってたあの人(私の事です!)に聞いてみよう☝って思ってくれたらしいです。

今は、ネットでもパーキンソン病の代表的な症状って出てますよね。でも人によって症状は本当にバラバラなんです。これは何度もブログの中で書いています。10人のパーキンソン病患者がいれば、10通りの症状があるんです。

それに、パーキンソン病と似た病気もありますし、薬剤性のパーキンソニズムもあります。薬剤性の場合は、原因になっている薬の服用を中止すれば症状はでなくなります💊

私は、ドグマチールという抗うつ剤の服用で即『パーキンソン症候群』になりました。薬剤性パーキンソン症候群になる人は、もともとパーキンソン病になりやすい傾向にあるという説もあります。

 

パーキンソン病は何科に行けば良いのでしょう?

代表的なのは『神経内科(脳神経内科)』です。ただ、個人病院の神経内科は少ないです。私は、たまたま個人クリニックが見つかり、総合病院の神経内科から脳神経内科クリニックに転院しました。

気になる症状があれば、今かかっている病院の先生に紹介状を書いてもらって、できるだけ早く『神経内科』を受診してください。いろんな病院を回るだけ、お金と時間の無駄です。

グズグズしている間に症状も進みます。神経内科を受診してみてパーキンソン病でなかったら?それはその時考えましょう!

 

神経内科では、どんな診察(問診)をするの?

まず最初に医師が患者の両手を持って肘(ひじ)からグルグル回すと思います。パーキンソン病の場合、肘を回すと、本人には分からない歯車のような❝引っかかり❞のような特有の感じがあるそうです。

それから、歩行をチェックされます。私の場合、もうわずかに”すくみ足”が出ていました。それを医師に伝えると、棒を床に等間隔に並べました。それをまたぐように歩くと不思議と歩きやすいのです。これもパーキンソン病特有だそうです。

次に反射を調べます。真っ直ぐ立たされて、後ろには支える役の人(大体ナースさんですが)がピッタリと立ちます。医師が軽く正面から肩の辺りを押します。通常ならグラつかない程度の力です。けれど、パーキンソン病患者は、オットッととなります。

発症初期の場合は左右どちらかに、強く症状が出ています。キラキラ星みたいに手をヒラヒラさせられたりもします。なんとなく情けないな~と思いますが、上手くできなくて愕然とします。

字もパーキンソン病を発症するとスムーズに書けなくなることが多いようです。

肘は回される、歩かされる、押される、字は書かされる…病気を確認するためだから仕方がないことですがツラいです。

また、人によっては臭覚が鈍感になる人もいるようで、そのチェックがある可能性もあります!声が小さくなったり、ろれつが回らくなったりすることもあります。私も薬が切れてくると両方出ます!

私の場合、身体的なチェックでまず間違いなくパーキンソン病であるとの診断は下りました。

後は、パーキンソン治療薬を服用して効果があるかどうかと、心筋シンチグラフィという検査を念のためにしてみましょう!とのこと。心筋シンチグラフィについては次回詳しく!

★心筋シンチグラフィに関する記事はこちらです。⇒クリック

パーキンソン治療薬に関しては、当時マドパーを半錠ずつ1日3回服用しただけで、驚く程身体が軽くなりました。今の薬の量と比べると悲しくなります。

血液検査や画像検査は、何度もしても「異常なし」と出ているでしょうが、これはこれで重要です。パーキンソン病と似た病気と区別するためです。

例えば:正常圧水頭症、脳腫瘍、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症など。

これらはの病気の一部は画像で異常が出ることがあるため、こういった病気との区別には役立ちます。

パーキンソン病の初診の問診は非常に重要です。シッカリ問診をする病院を選びましょう

 

 

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