パーキンソン病で『無動』に!病院の対応にヒヤリとしました。

パーキンソン病

先週はできていたことが、急にできなくなる…。パーキンソン病が徐々に進行してくると、そういう愕然とする体験をせざるを得ない時があります。

私は、病院で突然「無動」になりましたが、病院側はその状態に気づかず怖い思いをしました。悲しいですが、『いつもできているから大丈夫』という考えは捨てなければいけないようです😭

今回は、突然私を襲った「無動」という症状!どうしても動かない。病院はそんな私に全く気づきませんでした。その辺りの経緯を書いていきたいと思います。

 

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薬の副作用で、いろんな症状が突然出たときがありました!

ニュープロパッチの副作用で「腰折れ」「首下がり」がでた頃の事です。精神科の受診にタクシーで行きました。首は自分で持ち上げないと、前が見えない状態でした。

それまでは、首下がりどころか、オンもオフもなかったんです❗身体はガラケーの様に折れ、首は下を向いたまま、オン、オフのツラさ、そして副作用が一番酷いときに経験したのが『無動』でした

進行によって徐々になったのではなく、副作用で急に現れた身体の変化に、ただただ戸惑うばかり。『無動』は、知識として分かってるつもりでした。けれど、実際になってみると❝これか~!❞って感じでした(笑)。

本当に動かない!自分の体が、まるで❝ぬいぐるみ❞になった…というのが、ピッタリ‼今は、可愛いぬいぐるみなら良いけど、オバサンのぬいぐるみは要らないよね~って笑い話にしてますけど、その時はまさに『恐怖』でした😱

その恐怖の時は、突然やってきました!

精神科の主治医は、私の折れ曲がった体を見てビックリ❗その前の診察では兆候もなかったのですから…。

そして、私の『首下がり』と『体の前折れ』は深刻だよと言われました。当時の神経内科の主治医よりもズッと口調は厳しいものでした!

直ぐに、神経内科の予約を早めて薬合わせを急がないと元に戻らなくなるとのことでした‼その診察が、私の首下がりをほぼ完治させるキッカケになったのですが…。(神経内科では、様子を見ましょうと言われていたんです)

そして診察を終え、立ち上がろうとしましたが、身体が折れているせいで無理でした😵直ぐに先生は看護師さんを呼んで、私を待合に抱えて連れて行くように指示をしてくれました😂

その10日くらい前までは、レポドパが効いていれば、椅子から立ち上れないなんて考えられませんでした

ですからその時は、杖もカートも無い状態で病院に来ていたのです。※この出来事の後に
ケアマネと相談し、カートをレンタルする事になりました。

歩けない!それもショックでしたが、身体が全く動かないのです。その精神科は入院病床は300ほどもある大きな病院で、待合と言っても、凄く広いのです!

看護師さんが、私を座らせた場所は受付から全くの死角でした!

2人の看護師さんに両脇を抱えられた時には、私は全くの『無動』。パーキンソン病の無動
がどんなものか看護師さんは知らなかったのだと思います。

私を受付から完全に「死角」になってしまうソファに座らせたのです。この時、私自身も自分の状態を❝甘く❞考えていました😵

私は、ソファで『ぬいぐるみ』になって座っていました。会計が終わり、何度名前を呼ばれても、ピクリとも動けません。あまりの事に声も出ませんでした😫

周りの人からすれば、私は診察を終えて精算を待ちソファに座っているだけにしか見えません。私の名前など知らないのですから、不思議に思う人はいないのです‼

一体、どのくらいの間だったのでしょう?その時、思い出したのが「今日は、弟が実家にいる!」ということでした。滅多にない事なのですがラッキーでした

とにかく落ち着かねば❗と深呼吸を何度もして少しずつ、カバンの中の携帯を取れる位までは身体が動き始めました📲

やっとの思いで、携帯を取り出すことができ小声しか出ませんでしたが、弟に今の状況を
伝えることができました😓

直ぐに弟が迎えに来てくれ、精算を済ませてお姫様だっこで、車に乗せて連れて帰ってくれ
ました。車に乗せてから、弟は看護師さんに少し配慮が足りないのではないか!と驚くほど
穏やかに、でもハッキリと話しをしていました。

自力で歩けなかった患者を座らせたまま放置するのは有り得ないだろう、いくら忙しくても
時々様子を見ることはできたはず、という内容だったと思います。

あの日、弟がいなかったら…私は、いつまであのソファに座り続けていたのでしょう。そんな経験をしたので、介護タクシーを呼んでもらえず、歩いて帰る途中に亡くなったという同じパーキンソン病患者だった男性のことが我がことの様に思えてならないのです。

介護タクシーの配車を断られ、歩いて帰る途中に亡くなったパーキンソンの男性の記事はこちら⇒クリック

チョッとした気配りや気遣いが、私たち患者を救うのです。そのことがあったせいではないと思いますが、今その病院では受付のカウンターの外に女性が1人立ってくれています。

いつもにこやかで、お伺いしてますか?お待たせしてます。申し訳ありません。など声掛けをしてくれます。些細なことと思われるかもしれませんがとても安心できます🌈

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