パーキンソン病治療薬の服薬から9年目!コロナ禍でワクチン接種予約に振り回されている日々を綴ってみます。


久しぶりに書き始めました。最近「友の会」で急ぎ作成中のホームページがあり、それが終わるまでは、ブログは開けられないな…と思っていたからです。二足のワラジが履けなくなりました。気力の問題も大きいとは思います。それでも“書こう!”と思ったのには訳があります。楽しいできごとの勢いならば良いのですが、その真逆です。日本の行政、地域の行政…ってどうなってるの?老後にまで思いを馳せて不安になりました。

やっぱり進行は、ジワジワとでも確実に進んでいます。特に姿勢の悪さが情けないほどに現れてきました。右に大きく傾きます。かなり意識しないと、とんでもない格好で立っています。立ったままスマホをいじっている自分の姿を窓ガラスや鏡越しに見たときの驚き!!ハンパではありません。言葉にするとダメだと思います。とにかく“とんでもない!”のです。

写真を撮られるのが嫌になりました。どうすれば“真っ直ぐに立っている風”に、なるのかさえも分からないのです。

そして同一姿勢から立ち上った時の“すくみ足”、“突進”には恐怖を感じます。

日本でもコロナワクチンの開発が行われているのかどうか調べる余裕もなくバタバタと書き始めてしまいました。緊急事態宣言、コロナワクチン接種、オリンピック開催などの報道を観ていると言い方は悪いかもしれませんが『のらりくらり』というのが私の印象です。

一体何がしたいのか?と思わせるような緊急事態宣言。コンサートも5,000人未満なら良い?って、緊急事態なの?皆の傷が軽くなるようにと取り繕ってみたところで事態は増々“緊急”へとまっしぐら!ではないでしょうか?ワクチン接種予約だけで大切な時間を数時間も費やしてしまいました。いえいえ、まだ解決はしていません。

★子どもの喧嘩のように『誰が言った、言わない』『担当者に確認してお電話かけ直します』。市が悪い?病院が悪い?他市から予約した我が家が非常識?こんな低レベルのやり取りが続いています。正直なところ「こりゃダメだ~」という印象です。病気が進行して自分のことができなくなった時に行政には頼れない!と思いました。
そして医療機関の疲弊は背負いきれなくなっているのではないか?と感じた次第です。

市に配布されたコロナワクチンは、配布された市民だけに使う権利があると!と公言するのってどうなんでしょう?

◆市外に住民票がある人がA市の医療機関で新型コロナワクチンを接種するための手続

これはA市のホームページに掲載されているコロナワクチンについてのQ&Aの一項目です。
我が家は夫婦とも市外のクリニックの医師を主治医にしています。この項目には“基礎疾患”がある場合は、市外に住民票があっても主治医の元でワクチン接種は受けられるとハッキリ書かれています。

そこで高血圧(基礎疾患になります)でA市のクリニック(私と同じクリニックです)に通院している夫のワクチン接種の予約を取るために数日前には病院に連絡し、予約開始日時など確認しました。
そして、接種できる人数に限りがあることは分かっていたので、昨日の開始時間の1分前から電話をかけ始め、無事に繋がり1回目、2回目の接種日の予約を取りました。
接種日は平日ですから直ぐに夫の携帯にメールし、休みを取る旨伝えホッとしていたのですが…。

その6時間後の午後3時ごろです。病院から電話がありました。「先ほどA市から連絡があり、市に配布されたワクチンは市民のものなので市外の方の予約はキャンセルするように言われました。申し訳ありませんが、キャンセルさせていただきます。」とのことでした。

暫くはボーッ!となり、私って今なに言われたんだろ?みたいな感じでした。ホームページを再度確認してみても同じことが掲載されています。エッ!?じゃあ、何で???

本当のことは分からないまま?解釈の違い?人の命に関わることなのに…。

たかがコロナのワクチン接種。ダメだと言われたら、サッサと他を探せばいいやん!当然そうです。そうするしかありません。でも、腑に落ちない。されどコロナのワクチン接種です。

そこから、市のホームページに載っているコロナワクチン専用ダイヤルに電話してみたのですが、1回目は別の電話番号を紹介され、そこでは元の電話番号を紹介され、出てくれた方は予約専門オペレーターなので分からないと別の方に。

そこでようやく話しを聴いてもらえました。非常に驚かれ、特に予約を取った後にキャンセルなどあり得ない!直ぐに担当者に連絡を取って折り返し電話させます。という反応。

やっと、正しいいきさつが聴けるかと思いきや、午後6時半近くになってかかってきた電話の内容は、泣きそうな女性の声で「そんなこと(市民のワクチン)だなんて言っていません。他市の方も受けられます。病院と交渉してください」

またまたエッ!?何それ?!です。もうどうでも良いや!とも思いましたが、そうもいかず。なにせ本日は受診日。病院の言い分は?でも本当に、本当に疲れます。

ここで一旦アップします。

病院に到着すると、昨日キャンセルの連絡をしてきた方から「申し訳ない。病院としても納得いかないから市の方に再度連絡したがダメだった」とのこと。
とにかく、双方の言い分はこちらは他市の65歳以上で基礎疾患がある人の市外でのコロナワクチン接種は承認しているが(病院側は市が、市側は何故か病院が)向こうが受け付けないと言っているというすれ違ったまま。確かなのは、私たちが新たに接種場所を探さなければならないという現実だけ。

医師の説明が比較的分かりやすかったかなぁ。私たちは診察室にまでこの問題は持ち込むつもりもなく、病院の入口に貼られた《5月、6月分のワクチンの予約は終了いたしました。7月分に関しても対応は未定です》と書かれた紙が全てなのですが。

とにかく最初は、市外の患者も受け入れ可能だったそうです。それが急に自治体ごとに(ノルマ?)7月中に、例えばA市は7月中に65歳以上の市民のコロナワクチンを打ち終えること!!のような指示があったとのこと。

と、なれば市外の患者を受け入れるほどのワクチンが入ってきていない!!ワクチンさえあれば、時間の許す限り接種できたのです。申し訳ない。これは分かりやすかったですね。

結局は、ワクチン不足なんですよね。簡単なことです。分かってはいたもののここままでとは!驚きました。日本は先進国じゃないの?経済大国じゃないの?

まとめ。こんなことをしていたら、医療機関、医療の現場が崩壊してしまいそうです。

病院からの帰りの車の中で、昨日の夕方電話をかけてきた女性から電話がかかりました。声はシッカリしていましたが「私は、他市の患者を受け入れてはいけない。キャンセルしなさいなどとは一度も言っていない。」と繰り返すだけ。

私が「病院で確かめましたが予防課からの電話で市外全員の予約をキャンセルしました。と聞きましたが。」と話すと、また、折り返し電話します…と切れてしまいました。

恐らくと言うか絶対に市の現場も大変なのでしょう。上が少し揺れたら下の下、末端はどれだけ振り回されるのか?知る由もないかもしれません。オリンピックで頭がイッパイなのかも。それはそれで、選手の方の心中はいかばかりか…。

病院もクレーム電話の対応に時間がかかったようで、当然納得してくれる患者さんばかりではありませんから。全診療科全てに同じ対応を指示されては困ります。近隣からの患者さんが多い診療科もあれば、それほど病院数が無く市外からの患者を多く抱える病院もあります。そうなれば日頃診ている患者を断らなければなりません。時間も無駄です。余計に医療現場を追い詰めているような気がします。

特にパーキンソン病のような神経疾患を診ることのできる『脳神経内科(旧神経内科)は総合病院にしかないことが多く、地域によっては一番大きな病院が“市民病院”で、脳神経内科が無い、もしくは脳神経内科は有るものの常勤医師がいないなど、主治医にたどり着くまでが大変なこともあるのです。

また、私は今までに3度程度ではありますが、受診を拒否されたことがあります。神経難病の患者を診察したことがないため自信が無いというのが受診拒否の理由でした。だからと言って別の医師を紹介してくれるわけでもなく…。

私たち神経難病患者ですが、循環器、呼吸器の病気ではないため基礎疾患には該当しないようです。※自治体によって違いがあるかもしれません。せめて、私たちパーキンソン病のような神経難病や基礎疾患に苦しんでいる患者が安心してコロナワクチンを接種できるシステム・環境にはできなかったのか?不思議でなりません。あまりにもずさんなやり方だと思います。

夕方、コロナワクチン接種のセンターの責任者という方から電話がありました。たくさんのクレーム対応に追われているそうですが。打って変わって、こちらが喋るタイミングもないほどに『申し訳ございません』を連呼!!自治体としてはこうする他なかったと。

では、ホームページを変更してください!とお願いすると、それはできないそうで…何だかよく分からなかったような、よ~く分かったような2日間でした。アッ!予約開始はいつでからだと4日間ですかね。大丈夫でしょうかねぇ?我が家の老後??
ただ、まだ治療薬ができていない新型コロナウイルスです。ワクチンでこんなにガタガタして欲しくはなかったですね。シッカリと接種場所探します。

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