抗パーキンソン病薬も服用開始から5年目、いろいろと問題が出始めました。『エフピー』という薬の効果に期待することとなったのですが、副作用でジスキネジアが強くなり服用を中止せざるを得ませんでした。残念です
パーキンソン治療薬『エフピー』。優れた薬とのことですが、抗うつ剤は全て併用禁忌など、規制も多い薬です。私は痛み止めとして数年間抗うつ剤・リフレックスを服用してたのですが、薬の選択肢を広げるため、抗うつ剤を断薬し『エフピー』の効果を試すことになりました。
一度は焦って“抗うつ剤の断薬”に失敗したので、今回は慎重に減薬から断薬‼とそこまでは順調だったのですが↘↘
★抗うつ剤断薬成功の記事はこちらです。⇒クリック
『MAO-B阻害薬・エフピー』の効能は?
1998年に発売開始となったエフピーは、2007年に「エフピーOD錠」に変わりました。確かにOD錠は口の中で崩壊するため、嚥下障害が出始めたパーキンソン患者にとっては助かります。ただ、私個人としては、もっと大きな錠剤がOD錠になって欲しいのですが…。
ご存知の通り、パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質の1つであるドーパミンの量が少なくなっているために情報を上手く伝えることができず、体を動かしにくくなっているのです。
放出されたドーパミンの分解に関わっている酵素にMAO-B(モノアミン酸化酵素B)があります。この酵素によって脳内のドーパミンが分解され、減っていくわけです‼ということは、このMAO-Bの動きを阻害すれば、脳内のドーパミンの分解が抑えられる⇒ドーパミン量が増える(減りにくくなる)‼ということですね。
その特徴から「レボドバ製剤」との併用が推奨されています。ただ、ドーパミンがほとんど分泌されなくなる重度のパーキンソン病(YahrⅤ)には使用できません。
★エフピーに関する記事はこちらです。⇒クリック
★エフピーの管理・保管に関する記事はこちらです。⇒クリック
では、『エフピーOD錠』の副作用は?
以前の記事でも書きましたが、エフピーの副作用の出現率は約36%と高く、代表的な症状は❝吐き気❞、❝ジスキネジア❞、❝幻覚❞、❝メマイやふらつき❞などがあります。
また、稀に錯乱、せん妄、狭心症、悪性症候群、胃潰瘍といった副作用も報告されているようです。エフピーの効能である『ドーパミン量を減らさない』ということが、逆にジスキネジアなどの副作用を起こしてしまうのかもしれません‼
ドーパミンは減り過ぎても増えすぎてもダメなんですね。
『エフピーOD錠』は、今の私には合いませんでした!
抗うつ剤の断薬までして服用にこぎ着けたエフピーですが、副作用が出てしまいました。処方されたのは朝1錠です。最初は「吐き気」。吐いてしまうほどでもなく、主治医に連絡すると「身体が薬に慣れるまで、もう少し我慢してみましょう!」と言われましたが、1時間ぐらいはムカムカして家事が手につかないほどでした↘↘
次に来たのが「ジスキネジア」でした。私の場合は手や足がクネクネするのではなく、口の周りが気持ち悪いんです。モグモグしてしまうというか、とにかく口周辺が落ち着かない❗
それを誤魔化そうとするとすると、首の辺りに力が入って疲れてしまう…何度か主治医と連絡を取りながら5週間服用しました。最近、症状が落ち着いていただけにショックでした😱
もうひとつ私を悩ませているのが『むずむず脚症候群』の症状が強くなってきたことです。抗うつ剤で抑えていた❝痛み❞が、今になって現れたのか?でも断薬から2ヶ月以上も経っているのに…と、精神的にも落ち込む日々です↘↘
近頃は、❝不眠❞も加わり、神経が過敏になっているのかもと色々と考え始めると、また眠れない…なのに昼も脳だけが覚醒している感じなんです。
『むずむず脚症候群』もドーパミンが関係しているのではないかと言われていますね。おそらく症状は人によって違うと思います。私の場合は、指だけが固縮したように痛む時、足の裏が痺れる感じの時、ふくらはぎや腿までダルイ時、靴下が擦れても痛い時、皮膚の下がプクプクしているように感じる時など、その時によって症状が違うのです‼こんなことってあるのでしょうか?
まとめ
結局、エフピーは中止となりました。全てがエフピーのせいなのか?それは分かりません。でも、このツラい状態を何とかしましょうということで急遽、予約外で受診しました。エフピーが体から抜けるのに、早い人で3~4日、遅い人で1週間だそうです。
そして、むずむず脚症候群にはリボトリール(ランドセン)が処方されました。効いてくれると良いのですが…。リボトリールには❝眠くなる❞という副作用があるそうですが、覚醒状態の私にとっては、返ってありがたいかもしれません。
「私は、他人よりも合う薬が少ないのかもしれない😭」と落ち込む私にとっては、「大丈夫、大丈夫。何かあったら、いつでも電話してきてください」という主治医の言葉が、せめてもの救いでした。
でも、抗うつ剤を断薬することができただけでも良かった‼と前向きに考えようと思います(相当、無理してます)。エフピーと同じような作用を持つ薬が承認された時、もし抗うつ剤との併用が禁忌でも問題なく服用できます。薬が変われば、作用が同じでも自分に合うこともありますから!と無理矢理ポジティブに切り替える自分が情けない↘↘
コメント