パーキンソン病は、まだまだ投薬治療が中心!患者の私たちが本当に待っている薬の開発・承認を急いで欲しい!


前回の記事で、私が“エフピー”、“アジレクト”、“エフピー”とMAO-B阻害剤に挑戦したにも関わらず惨敗に終わった結果と「レポドパ単剤」「レポドパ合剤(配合錠)」「MAO-B阻害剤」などを紹介してきました。

今回も引き続き、私たちパーキンソン病患者には『無くてはならない、命綱である薬の説明と、実際作ることができるであろうと思われるにも関わらず作らない薬。考えられるその理由。患者不在の医療?などについて触れていきたいと思います。

サイド上

スポンサーリンク

前回に続きパーキンソン病の治療に使われている薬です。

私たちが、今ある貯金を“最低でも減らさない方法”って何でしょう?簡単に考えると、使うけれど、その分働いて補充、補填していく方法。

もう一つは、できるだけ支出を抑えていく方法。何かしら出費に繋がるものがあれば、それを見つけ、それを阻止することで減らさないようにする方法。

❖ドーパミン放出促進薬 受容体刺激(アゴニスト=作動)
受容体拮抗作用:拮抗(きっこう)は時々耳にする言葉ですよね!
例えば、2人の選手の実力は拮抗しています…この場合は、2人は実力が同レベルでしのぎをけずってるというニュアンスです。

医学では「別の物質の作用を妨害する物質のこと」。2つ以上の薬を併用して作用が減少するときに「拮抗作用」と言うそうです。言い、それに当たる薬を「拮抗薬」といいます。

●アマンタジン:シンメトレル
私も朝1回で2錠飲んでいます。もともとアマンタジンは抗ウィルス剤として開発されました。これは結構有名だと思います。

作用としては、ドーパミン作動性ニューロンからのドーパミン放出促進。こちらはドーパミンが減っちゃうなら、出させる方から攻めていくタイプ!

標準量は4錠だったと思うのですが。この薬の代表的な副作用の“浮腫”が出ました!チョッとやソットの浮腫ではありません。以前の記事にも載せていますが…

なんと上の写真のようになったんです!これ、誰の足なの~って叫びたいくらいでした。一足だけは何とか入りましたが、他の靴に足が入らないんです。足の裏まで浮腫んでるので歩きにくいことこの上なし!ただでさえ歩行障害が出るというのに( ;∀;)

2錠に戻したら、ほぼ元通りに!薬としては合っていると思います。ただ、この薬の場合は用量に制限がかかってしまいました。

★その時の記事はこちら⇒クリック

●タリペキソール:ドミン(非麦角系)
●プラミペキソール:ビシフロール(非麦角系)、ミラペックス、ミラペックスLA(徐放剤)
ビシフロールとミラペックスの成分は同じだそうです。

ビシフロールは“むずむず脚症候群(レストレスレッグズ)”の治療薬だったとのこと。パーキンソン病と診断されて、初めて処方されたのが「マドパー配合錠」と、このミラペックスでした。⇐ 本当に全ての薬を徐放製剤に変更できないものでしょうか?

 ●ロピニロール:レキップ※貼り薬の承認・販売が待ち遠しいです(直ぐにかぶれるんですが)。それでも、選択肢はひとつでも良いから増えて欲しいです!

●ロチゴチン:ニュープロパッチ( 非麦角系)※貼り薬
2013年、私が服薬を始めた年に販売が開始されました。ただ、私の場合4.5ミリから9ミリに増量した途端“首下がり”、“腰折れ”という副作用がでました。

★その時の記事はこちらです⇒クリック

 その他、非麦角系ドーパミンアゴニストにはドミンが、麦角形にはベルマックス、カバサールパーロデルなど。ドーパミンの受容体を直接刺激する事によって効果があるといわれるもの。

麦角とか非麦角って?

 よく出てきます!“非麦角系”、“麦角系”という言葉。最初は、なにそれ?って感じでした。医師も余程私たち患者が食い下がるように“処方薬”について質問しなければ、薬(効能と副作用の説明はシッカリしてくれる先生ですか?)についてそれほど詳しい説明は無いような気がします。

※麦角(バッカク)は、ライ麦などイネ科植物の花穂に寄生するキノコなどの真菌植物。菌核が、麦に生えた角のように見えるので、そう名付けられたそうです。エッ?そんな理由って思いませんか?

❖ドーパミン分解阻害薬 受容体刺激(アゴニスト=作動)

こちらがドーパミン分解阻害薬…上記でも書いたお金(ドーパミン)をどうやって増やしていくか!となると促進型は上にある通り。

こちらは守りの態勢っぽいですが、それがセレギニン塩酸塩(エフピー)、ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)ですね!

ミトコンドリア外膜にいるモノアミン酸化酵素(MAO)により分解されるんでしたよね!といことは、MAO-B阻害作用がある薬の投薬が、少しでもレボドパの作用時間を長くするのでは?と期待されているようです。

ところが、私はこのMAO-B阻害作用のある“エフピー”、“アジレクト”を飲むことができません。どうしても『副作用』が強く出ます。ジスキネジア、失神するかと思うほどの起立性低血圧。私は、もともと低血圧なので上が80代でも驚きもしません。

でも、この時は一日の中でも血圧が上下し、立った途端数秒でしょうが目の前が真っ暗になりました。これが、家の中で家族が居れば良いですが“どこで”、“いつ”起こるか分からないのです。

一番困ったのが転倒です。後ろに傾き始めると全く踏ん張れない!!棒のように倒れてしまいました。“引き戸恐怖症”になりました。※冷凍室を開けようと引っ張っただけで後ろに倒れました。痛さより情けなさで“泣き笑い”してしまいましたね。

❖他に、良く処方されている薬は?
パーキンソン病の場合、当然症状に合わせた薬を出すことが“大前提”ですが、とにかく服用してみて“自分に合うかどうか!”が重要です。

悲しいことに“合う!”と言っても、劇的に症状が改善されたり、健常者と同じように動き回れるようになることは、現時点では“夢”ですね。もしピッタリの薬で元気になった人がいても極々稀なことでしょう(最初2~5年くらいはハネムーン期といって、劇的に効くことがあります)。

飲んでみて、一番気になる症状が少しでも楽になって、副作用が現れなかったら『上出来』ですね。薬で進行を止めることは、まだまだ先の話しのようです。

●ゾニサミド:トレリーフ…最初は「エクセグラン」という一般名で“てんかん”の薬でした。それが、パーキンソンにも効くことが分かり広く流通しているのではないでしょうか?私も飲んでます。⇐ この薬の薬価の高さには驚きます。10割負担であれば、1錠が約1100円くらいでしょうか?心して服用しましょう!通常服用は1日1回です。

●ノウリアスト:イストラデフィリン…こちらも1日1回です!
●アポモルヒネ: アポカイン(皮下注射)…私は、使用したことがないのですが、突然オフになった時、飲んだ薬が効いてくるまでの“繋ぎ”のようなものでしょうか。

薬はこれだけではありません。私が試してみたいのは、すくみ足に効くといわれている「ドプス」。すくみ足ってパーキンソン病患者にしか分かりまりませんが、なぜあんな不思議なことが起こるのでしょう!足が地面に貼り付いたまま…1歩が出ない。

歩き始めるまでの時間は長く長く感じます。すくみ足のことは、受診の度に言っていますから、処方されないということは、それなりの理由があるのでしょうね。

薬の処方も変化している!

少し前、おそらく10年くらい前?定かではありませんが、できるだけ“レポドパ”の投与を遅くするというのが治療の主流だったようです。私たちパーキンソン病患者は、現時点では、一生薬のお世話にならなければダメですよね。

それも、進行とともに効かなくなってくる。それならば、少しでもレポドパの使用を先送りにして、先にデバイス治療(DBSのように手術を伴う治療)を優先する動きもあったようです。

それが、今はパーキンソン病の検査方法も確立してきました。できるだけ早期に発見し、適切な投薬治療を行うというように流れが変わってきているようです。※当然、患者さんの症状に合わせるのが大前提!

まとめ

今のパーキンソン病の治療(対症療法ですが)、やはり『患者不在』言わざるを得ないと考えてしまいます。貼り薬の開発、DBSに加えデュオドーパと言った外科的治療も増えました。けれど、私たちにとって、それはかなりのリスクを伴います。

一時は進んでいたレポドパ徐放剤の開発…その見送りは“薬価が安く製薬会社が手を出さない”!これも、正確な情報ではないかもしれません。それならば国がなぜ補助金を出さないのでしょう?長く効くレポドパが開発され、患者の何割かが適応したとしたら、医療の削減は確実でしょう!

そして、なにより私たち患者が1日の内で穏やかに過ごせる時間が、長くなるかもしれないのです。どうか、医療は患者のために!