パーキンソン病の服薬を始めて7年目。初めて“顔面”から転倒!ショックでした⤵⤵⤵

パーキンソン病

本来は前回に引き続き、卓球について、特に卓球を中心にリハビリに取り組んでいるディサービスを取り上げる予定でしたが急遽変更です。

実は先週『転倒』しました。それも顔面から!!その時の恐怖と言ったら…。また、そこから学ぶことも多く、今回のテーマとしたいと思います。

数か月前から後ろに転倒することが何度かあり、主治医は神経疼痛薬の影響ではないか?中心となるレポドパには手を加えずに少しでも患者である私に穏やかな生活を!と薬合わせには積極的な先生です。

週に2回来てもらっている“訪問リハビリ”のPT(理学療法士)も、とても柔軟な対応と多くの経験からの引き出しから私に必要なストレッチ、バランス練習と40分を充実したものにしてくれています。

家族も病気を理解し、できるだけのことをしてくれています。

なぜ?主治医たちのことをわざわざ書いたかというと…私の日常を見て『気をつけなければ、転倒、骨折につながるよ!』と言われていたにも関わらず、耳をかさなかった!その結果がこれです。私事ですが、転倒の怖さについて書いていきます。

 

転倒!前に倒れて額を強打!!

なぜ転倒したのか?実は、全く覚えてないんです。店舗内で主人と待ち合わせ。両手に荷物持って、歩きながらスマホでメッセージを送信しながら歩いていました。このおぼつかない足なのに急ぎ足で。それが私の日常でした。それで、いつもは問題がなかったのです。

突然、本当に突然、何の前触れもなく私の額(ひたい)は、床に打ち付けられていました!“ゴンッ!”という何とも言えない嫌な音がしました。どうやって立ち上がったのかも覚えていません。必死に立ち上がり「大丈夫ですか?」と声をかけてくださる周りの人たちに笑顔(だったと思うのですが)で、ありがとうございます、大丈夫です…とか言ったような気がするのですが。

たまたま、その様子を主人が見ていて直ぐ側に来てくれました。心強かったです。そこで発した言葉が『凄いことになってるぞ!』でした。エッ!?どこも血も出てないし、すりむいてもない。手足も動くから骨折もない!とりあえず立ち上がって、そのチェックくらいは無意識にしたようです。じゃあ!何が凄いことになっているのか?

とにかく、私を車に休ませて主人はその足で氷を買いに行きました。車のミラーに映った額はまるで“がちょう”のように膨れ上がっていました。今ならガチョ~ンなんて笑えますが…

本当に額の真ん中が上の写真みたいに“ポッコリ”と膨らんでいました。でも肌色で、さほど痛みもなく、ビニール袋に氷を入れたものをタオルに巻いて押し当てるようにしていると、少しマシになったような気がしていました。それが間違いだったと気付くのにもう暫くかかりましたが。

とりあえず、奇跡的に肌色状態が丸一日続き、その週末の用事を無事終えることができました。こういう時に限って、とても大切なイベントが入っていたりするものです。私の全身から出る気合いがその後起こる“変化”を遅らせていたのかもしれません。

 

たかが『たんこぶ』とあなどるなかれ!

“たんこぶができたら大丈夫やわ!”子供の頃からよく言われました。おでこを打ったりした時に大人から目に見える症状が出た方が安心。頭の中で見えない症状が悪化するよりも良い…みたいな。

これは、全くと言っていいほどの間違いのようです。『たんこぶ』ができるほど『強く打ちつけた』ということようです。今回、私も実際に転んだ時の衝撃の強さに驚きました。全然、手をつけなかったということは身長の高さから転落した!くらいの衝撃ですよね?!おまけに小走りで勢いがついている…。

頭蓋骨骨折や頭蓋内出血が起こっている可能性もあるとのこと。怖いです。

❖受診はした方が良いのか?
自分で転倒した程度で、頭のどこにも外傷と言えるほどのものがない。そして元気。⇒そのまま様子をみる。そして翌日も変わらず元気。⇒受診の必要なし。

頭を打った後元気がない。頭に目立つ腫張・出血がみられる場合。⇒医療機関を受診した方が安心かも!

吐いたり、ボンヤリしている時は、緊急を要します!迷わずに受診!もしくは救急車を呼んだ方が良いと思います。
※私の場合、たんこぶだけじゃなく顔の“あざ”の広がり、顔面の浮腫が酷く、受診しました。

❖何科を受診すれば良いの?
私は、かかりつけ医に近くの脳神経外科宛に紹介状を書いてもらい、当日中にレントゲンとCTの撮影をしてもらえるよう手配してもらいました。

アレッ!?整形外科じゃないの?と思ったりもするのですが、やはり頭部のことです。まして、もし内部に気になる部分が有れば!となると「脳神経外科」の受診が正しい情報を得るには最適だと考えられます。

私が受けたのは“レントゲン”と“CT”です。レントゲンだけでは情報量が少なく医学的にあまり意味がないそうです。頭部の外傷で一番に選ばれるのが「CT検査」だそうです。何となく、細部にわたる情報と言えばMRI検査(放射能も使わないし)と思いがちなのですが、なんとMRIは頭蓋骨骨折に関しては診断しにくいそうです。

 

『たんこぶ』って何?

『たんこぶ』は頭部皮下血腫というものです。頭の皮膚の下で頭蓋骨より外側に内出血して、血液が固まった状態。見た目はモッコリと盛り上がっています。触ると(私の場合)痛みがあってやや硬めの腫瘤です。CT検査で何事もなければ皮下出血ですから、頭蓋骨内の状態には全く関係無しです。

検査で異常が無ければ、特に治療方法は無いようです。いわゆる経過観察です。私の場合、何かしらの治療方法があるかも!と期待して受診したのでガッカリでした。当然、異常なしでホッとしましたが…。

なぜガッカリしたか?というと、私が受診を決めたのは顔に広がった“あざ”なのです。額を床に打ち付けてから丸1日経った頃に目頭辺りに“青い線”の様なものが見え始めました。見つけたのは主人。何それ?と聞かれても、打ったのは額だから目は関係ないしと、あまり気にも留めませんでした。

ところが見る見るうちに“青い線”は広がり続け、就寝前には“青タン”になっていました。両目です!両目をグーで殴られたみたいな。これでは、誤解を招きそうで外にも出られない。でも明日になれば少し引いているかも…と願いながら就寝。次の朝を迎えました。

引いているどころか目の周りはグルっと紫!それも腫れぼったくて目を開けるのも大変でした。娘からは、ナチュラルハロウィンと言われました。“あざ”が盛り上がって見えるのです。この時の画像がありますが、チョッとショッキングなので。

早朝だったので、どうすれば良いかを生命保険の24時間電話で医療サービスを使い相談。私がパーキンソン病だと主人が告げると、かかりつけ医の受診、判断、紹介が一番的確で近道とのこと。この時は、かかりつけ医が個人クリニックで本当に助かりました。

とりあえず、腫れが酷く前が見にくいため私一人での通院は無理!会社に連絡を入れて私を病院まで送って行くことを伝えてもらいました。※主人の勤務先には私の病名、緊急事態には時差出勤する可能性があることも伝えてあります。

病院へ向かう車中で、額を打ったこと、目の周りが“青タンのパンダ”みたいになっていることを話すと、先生には内容を伝えておきますからお待ちしてます!とのこと。ありがたいですね。

主治医が何度も“見え方”、“話し方”、“記憶”、特に見え方は繰り返し異常が無いか確認しておられました。「99%、脳にも異常は無いと思いますが念のためです。検査はしておきましょう。人間は前を向いて歩くので、特に前方の骨は硬くつくられています。あざは、恐らく日にち薬ということになるでしょう。」と、紹介状を書いてくださいました。

検査を受けた脳神経外科でも同様で、あざが消えるには2週間~1か月位はかかるだろうとのこと!待つしかない!!なかには、おでこを強打したことで眼窩(がんか)骨折もあり得るそうです。

皮下出血は、皮膚の深い場所の血管が切れ、皮膚組織の間で起こった出血のこと。特に顔面は血管が多く皮膚が薄いので、皮下出血が広がってしまうようです。本当にその通りです!

この浮腫も出血も、徐々に血管から出てきた白血球やリンパ球、組織球などに処理されます。血管の透過性(もれやすさ)も元に戻るため『たんこぶ』もしぼみ、“あざ”の色も薄くなり消えてゆくそうです。

●今日で9日目。色は変わりませんが盛り上がったようなものではなくなりました。昨日からようやくチャンと洗顔し、タオルでシッカリと拭き取ることができます。

上の画像が9日目の画像です。これでも“あざのブヨブヨ感”が無くなり、マシになってます。酷かった頃が想像できるでしょうか?一体、いつになったら無くなるのか?

まとめ

今回は、転倒の中のたった一例です。転倒には気をつけなくちゃ!と言っていても体験してみないと、あの恐怖は分かりません。それから、自分の精神的ダメージの大きさですね。週に半分は出かけていたのに、恐ろしくて外に出られないんです。

そして、進行に対する恐怖。来年の自分はどうなっているのだろう?考えても答えの出ない繰り言ばかりが頭に浮かびます。主治医からは今まで通り動いてください。問題は無いです!と言われているのですが。

とりあえず、両手を開けるためにリュックを買いました。直ぐに取り出すものはウエストポーチに。ショルダーを自分で作り変えました。

●カバンから何かを取り出すとき、入れる時などは椅子に座ってする。
●焦らない、慌てない。
●自分ができなくなったことは、別の方法を考える。今できることでカバー。
●常に“かかと”から着地を心がける。
●道などが分からなくてスマホを見る時は、必ず止まってから。
など、気をつけることが増えていきますが、自分なりに目的地に到着すれば良いと思えるようになってきました。

今回の転倒は、私の不注意、過信以外のなにものでもありません。私自身が自分の進行を認めたくない!そんな気持ちから起こったことです。家族や周りにも迷惑をかけてしまいました。自分なりに安全に外出する方法を模索していきます。

どうやったら、生活の質や活動範囲を変えず、進行と付き合っていくか“イタチごっこ”のようですが、今の医学では患者側も奮闘努力が必要です!

転倒しない!本当に大切なことです。体のどこかにダメージがきます。精神的にも落ち込みます。それでも、また歩き出さねばなりません!

コメント

  1. なっく より:

    こんにちは。
    9日目でも立派なあざの写真で、とても衝撃です。勇気をもってアップしてくれたのでしょう。
    大事にならず、まずは良かったです。

    私もフラフラ歩いてるので、気を付けないと。発症して2年経過。一応CBSの診断の私は最近では同じ姿勢を維持出来なくなりました。立っていても座っていても右半身に力が入らず。スーパーのレジや、信号待ちではフラフラ。車に接触しそうで危険。
    どっしり地に足をつけて、踵から親指へ蹴り出す事を意識するけど、上手く歩けないままです。
    明日は通所リハビリ。
    転倒に注意して行ってきますね。
    お大事にして下さい.
    卓球の続篇も楽しみにしてます。

    • コメントありがとうございます。
      今日で11目?かな。まだまだ見た目は変わりませんが、浮腫みが取れ始めました。ただ、オデコのタンコブは“ここをスポットで打ちました”っていう感じで直径2cmくらいのタンコブが残っています。触ったりすると痛いです。下を向いたり、上を向いたりするときは、このタンコブにズ~ンと嫌な圧迫感が…。

      今日は通所リハですね!本当に気をつけて。でもお喋りできるし気分転換にもなりますよね。私は訪問リハです。自分に合ったリハビリと家に有るものでリハビリにつながるようにと、悩んだ末の決断でした。

      フラフラして車に接触しそう!これ分かります。私は、意識しないと右側に身体が傾きます。電車で眠ってしまい右側通路に転がり落ちた経験あり!です。CBSですか、お薬は少しは効いてますか?ごめんなさい。CBD、CBSのことは正直詳しくないので、知ったかぶりはできません。

      お互いに転倒せぬよう、風邪などひいてお薬を増やさぬようボチボチに頑張りましょう。
      次の記事も頑張ります!ブログ見に来てくださいね。

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