妻の私がパーキンソン病!主人の手助けが必要になってから、夫婦の絆が強くなりました。

パーキンソン病

厄介な病気になった古女房のために奮闘してくれる主人に、ただただ感謝の日々です。

子どもたちはパーキンソン病という難病になった母親と17年間も単身赴任をして早期退職で帰ってきた父親が、どんな風に暮らしていくのかが心配だったようです。今は凄く安心して、喜んでいます。皆、ありがとう!

平成25年6月、3年前にパーキンソン病と診断がくだりました。念のため『心筋シンチグラフィ』の検査もしましたが「間違いないです。」とのこと。

もしかしたらパーキンソン病じゃなくて、治る病気かもしれないという僅かな望みも絶たれてしまいました。

一番に私の頭に浮かんだのは「家族に迷惑をかけてしまう!」ということでした。進行性の難病…治ることがないのに、ドンドン手がかかる😭自分が、そんな存在になるなんて考えてもみませんでした。でも、今は感謝の気持ちで一杯です。

 

夫婦で歩み寄り、歩き始めるしかないのです!

そして、早期退職で主人の収入も激減(決して主人が悪いわけではなく、彼のストレスもいかばかりか…)追い打ちをかけるように、病気で私が退職😥って、この先どうなるの‼
不安が、ますます私の精神状態を悪くしていきました。

ただ、私は主人の扶養に入っていなかったため1年半の『傷病手当金』が支給され、『失業保険』も障害者の申請が通ったため1年間支給されました。とりあえず助かりました😃
※退職は最後の手段!そして、自分が退職せざるを得なくなった時に、受けることができる保障や支給されるものは、しっかりと調べましょう。市や県の窓口でも相談に乗ってくれる筈ですよ!

子どもたち2人が、すでに独立していたことも助かりました。主人の早期退職も会社都合なので家のローンも完済でき、教育費もかからない状態になっていたので夫婦2人が、なんとか食べていくことができれば良い状態になっていました。

贅沢さえしなければ、何とか生きてはいけそうです。でも、こんなハズじゃなかった…と、悲しい思いは変わりませんが😭

でも、パーキンソン病は進行性の病気です。現代の医学をもってしても、治すことはおろか進行を止めることもできないのです。家族に…特に主人に迷惑をかけてしまうことがツラいです。人間誰しも老いていきます。

でもこんなに早く『老い』が来るとは想像していませんでした。※娘曰く、パーキンソン病は❝他人より少し老いが早く来る病気❞だそうです。

病気は確実に進行しています。どうしようもないこととは分かっていても、やっぱりツラい。特定疾患の申請、障害者申請、精神科の自立支援の申請、介護保険の申請のフルコースですから!

難病で苦しんでいるのは、私だけじゃない!

でも手続きに行くと難病と言われる病気の種類の多さに驚くのと同時に、自分が健康だったときに気づかなかったことの多さにも…愕然としました。

初期の頃の私は、言わなければパーキンソン病とは分からなかったでしょう。今でも、薬が効いている”オン”のときに、楽しそうに友達とお茶していれば周囲の人は私が難病だとは気付かないと思います。世の中には、病気で苦しんでいる人がなんと多いことか!!

 

パーキンソン病が、自分の我儘な性格も改めて気づかせてくれました!

パーキンソン病になってから、身体、精神の両面から主人の助けを必要とすることが多くなりました。

家事も嫌な顔ひとつせず手伝ってくれます。平日の夜は、宅配のお弁当を頼んでます。
ガスコンロは使うなと言われてしまっているんです。自分ではチャンと持っているつもりでも物を落としたり、ひっかけたりすることが多く、電子レンジ調理限定となりました!

土日の夜は、主人が食事を作ってくれます。あんまり食欲がなくて体重は40㎏をきってしまいました。

自律神経も不調になるので血圧も上が70台で下が40台…できるだけ栄養あるものを
考えてくれますが、ヤッパリ食べたくない…。「ほら、もう一口!」と言われながら食べてます。

フルーツとかプリントかは食べられるんですが、思いっきり栄養が偏るので、一生懸命作ってくれます。パパ、ゴメンね😭

ニュープロパッチの副作用で「腰折れ」「首下がり」になり、身体がガラケーみたいに二つ折りになった時も、そんな私を恥ずかしがることなく一緒に気分転換に外出してくれました。

元気だった時は、日頃の主人の頑張りに感謝することもなく過ごしてきたから、こんな厄介な病気に罹り、近い将来確実に介護が必要になった私なんてポイッてされても文句は言えなかったのに…。

子供たちが「病気になってからの方が、一緒にお出かけしてるよね~!」って驚いてます。

クリスマスとかお正月とか、家族が集まる時が凄く”愛おしい時間”です。友達とのお茶タイムも凄く大切。

病気になった事は本当に悲しく、どんなに受け入れようとしても未だに”なんで私が!”って思います。

でも、お風呂掃除をしてくれたりしている主人を見ると『あぁ~、この人と結婚して良かったな!ありがとう。」って思います。

いつかこの病気が治る日が来れば、きっと今度は私ができるだけのことをするからね‼

 

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