ショック!パーキンソン病になって『よだれ』が出るのは、もっと後だと思ってました。

パーキンソン病

先日、雑誌とかを片付けていた時のことです。ポタっ!と雑誌の上に水滴が落ちました。エッ?!これって私の『よだれ』(汚い話しでゴメンなさい😅)⁉

パーキンソン病になると『よだれ』が出ることは、認識はしていました。でも、こんなに早くこぼれてしまうなんて…。もの凄くショックでした↘↘今までで、一番ショックだったかもしれません。

今回は
*パーキンソン病になるとなぜ『よだれ』が出るの?
*病気が進行したのでしょうか?
*『よだれ』の対策は?について書いていきます。

 

パーキンソン病になると『よだれ』が出てくるのはなぜ?

 

ショック!で、終わっている場合ではありません‼原因を突き止めて、できる対策があれば、今の内からシッカリとやっておこうと思います。ヤッパリお洒落して友人や家族とお喋りしているときに、ツーっと『よだれ』が出るとツラいかも…。

けれど、その症状も受け入れ、長い年月付き合っていかなければならないのが現実です😱『よだれ』=『唾液』と考えてる人って多いと思います。私も正直、そう思ってました。

パーキンソン病の症状として、よだれが多くなる‼← これは、事実です。でも『よだれ』が増えたからと言って、私の「唾液の量」が増えたわけではないのです🤔

そうです、パーキンソン病になったからと言って「唾液」の量は、健康な人と同じなんです。じゃあ、なぜ今まで全くなかった『よだれがポタっ!現象』が起きてしまったのか?

パーキンソン病患者は「唾液」を飲み込む回数が激減しているらしいのです‼まるで他人ごとの様に書いてますが、私にそんな自覚症状はありません。いつもと同じように❝ゴックン❞しているつもりです。

何と、私たちが1日に出す「唾液」の量は1リットル以上‼凄いですね!でも、その唾液のおかげで、食べ物がスムーズに咀嚼され、他人とコミュニケーションをとることもできるのです。唾液が無ければ、口の中はカラカラですもんね😱

それだけの唾液を飲み込まないとすれば、パーキンソン病の私の口から『よだれ』が垂れたのも納得できます。でも、そのときは無意識のうちにポタっときたので、これが誰かと外で会っているときだったら…と思うと、かなり落ち込みました。

外出は控えた方が良いのかもしれない😔とさえ思いました。ただ、近頃❝飲み込む❞ということが、以前に比べて下手になっているというか、力が無くなっているな❗と感じることはあったのです。

いわゆる嚥下障害ですね↘↘薬がなかなか飲み込めなかったり、喉に引っかかったような感じがしたりしてました。でも、まだ認めたくなかったのかもしれません。そして、ついに『よだれがポタっ!現象』が起きてしまったのです😭

この症状は、パーキンソン患者の8割近くに現れるとのこと。顔の筋肉の緩みや、それに伴う口周辺の緩みも原因となるようです。できるだけ、お喋りをして口を動かすようにしているのに…やはりパーキンソン病恐るべし‼

『よだれ』が出るということは、随分と進行したのでしょうか?

最初は、『よだれ』が無意識のうちにこぼれたことで、チョッとしたパニックになってました😅私の症状は、そんなに進行してしまっているのか⁉って…。

でも、冷静になれば、パーキンソン病の症状は人それぞれ違います。どの症状が強く出るかも人によって違います。落ち込むよりも『よだれ』が出るようになった原因は、上記の様に分かっているわけですから、悩んで時間を無駄にするより対策を考えた方が得策ですよね‼

パーキンソン病の『よだれ』対策は?

まず、よだれが出てしまうのは唾液を上手く飲み込めていないから‼でしたよね。上手く飲み込めない、ということは「嚥下障害」が起きている、起きつつある😱と考えた方が良いと思います。

今日、本当に偶然参加した県立医療センターでの「パーキンソン講演会」で、❝口腔ケア❞と❝口腔リハビリ❞の講演がありました‼なんてラッキー😊

その時に、全身の細菌数が載っていたのですが、なんと人間の入り口(口ですね!)と出口(大腸)にいる細菌数は、ほぼ同じ1億~1兆個‼それだけの細菌が「嚥下障害」で肺に流れ込んだらどうなるか…。誤嚥性肺炎になる確率は、グッと上ると考えられます。

《対策として自分でできるもの》

●積極的に会話をし、口の周りの筋肉を鍛える。

●開口訓練(筋マッサージ)をする。大きな口を開けることが大切なんだそうです。
方法:大きく口を開けて5~10秒キープ×5回を2セット/1日 

●正しい嚥下を意識する。
方法:上の前歯から5mmくらいの口蓋に舌の先を当ててゴックンと唾液を飲み込む。

●口唇を閉じる訓練をする。
唇と前歯の間に糸付きのボタンを挟んで引っ張りましょう。ボタンが飛び出さないようにシッカリと口唇を閉じましょう。

●口の周りの運動をしましょう。
●舌の運動をしましょう。
●パタカラです!下の動画には3つの動きが入っています。とても参考になります👌🏼


他にも、飴をなめる、ガムを噛むということで喉の動きが良くなるそうです‼私の『よだれ』から話が広がってしまいましたが、パーキンソン病患者の場合は早いうちから訓練をしておくと、長く良い状態を維持できるようです。

《主治医と相談する必要がある対策》

唾液の分泌を抑えるには「抗コリン薬」が有効な場合もがあるようです。けれど、抗コリン薬には記憶障害やせん妄などの副作用があるため高齢者への処方は注意が必要です。

今日の講演の中で、「ボツリヌス療法」というものが紹介されましたが、凄く口が乾くため食事が摂れないなどマイナス面が多く勧められないとのことでした。

パーキンソン病の進行?お薬まで飲み込みにくい。の記事はこちらです。⇒クリック

今は、『よだれ』の段階で「嚥下障害」を考えるきっかけになって良かったと思っています。顔、口の周囲の筋肉のトレーニングを習慣にしていきたいと思います。パーキンソン病になってから❝全身リハビリ状態❞です‼

コメント

  1. マロン より:

    初めまして。
    最初のブログから拝見させていただいております。
    自分でパーキンソン病を疑い始めた初期の頃から、
    唇がというか口角が緩んで何かヘン?と思っていました。
    ヨダレが出ているわけではないけれど…なんか気になる。
    嚥下障害になって唾液を飲み込みにくくなるのは、
    中期の頃からと書いてある文献が多かったので、
    ビビリの私は ずっと悩んでいました。
    最近買った「順天堂大学が教えるパーキンソン病の自宅療法」
    という本に、最初は目立たないが「嚥下障害はパーキンソン病
    の初期から起こる」という報告が多くされている。
    という記述を見つけたときには「なんだそうか!」
    とちょっと安心。
    いろんな方のブログを読んでも「ヨダレ」のことを取り上げて
    いるものがほとんど見当たらず、困っていたところだったので
    助かりました。ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
    動画の体操やってみます。これからもよろしくお願いします。

    • ビビリは、私もです。
      診断が下った頃、病気に関する事を調べては落ち込む毎日。
      タブレットを主人に取り上げられました!
      なかなか、この難病を受け入れろと言われても難しいですよね。
      でも、たまには笑っている自分もいます。
      ブログにも書いてますが“泣き笑い”ですけど。
      これからもよろしくお願いします。

  2. […] そして、嚥下障害は以前書いた『よだれ』とも関係性があります。『よだれ』の時に紹介した動画も併せてトーレーニンぐしましょう。 ★ショック!『よだれ』が出るのは、もっと後のことだと思ってましたに記事はこちらです。⇒クリック […]

タイトルとURLをコピーしました