パーキンソン病患者にとって「薬」は命綱。何でも相談できる薬剤師さんはいますか?


私たちパーキンソン病患者は、一生薬をどのような方法にせよ体に入れ続けなければなりません。将来、薬が必要なくなり完治する病気になる可能性は“ゼロ”ではない。けれど、現時点ではデバイス治療(手術伴う)を受けたとしても、薬が全く必要でなくなる人は、いたとしても“まれ”ではないでしょうか?

これまで新薬開発、新治療法についてなど、私が調べられる範囲で記事にしてきました。けれど、主治医の次に私たちの体調や薬に対しての反応を把握しているのは『薬剤師』さんですよね!

今回は、私たちにとって、身近で頼りになる存在…そんな『薬剤師』さんの仕事の内容について調べていきたいと思います。

 私の遠い記憶にある病院は受付があって、入りづらそうな診察室があって、終わるとまた受付をした窓口からお薬が手渡される…というイメージです。それから考えると、今の医薬分業や薬の効能などが書かれた一覧表など無かったのに、一体どうやって管理していたんだろう?って不思議に思います。

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薬剤師になるには。

薬剤師という資格が国家資格であるというのは大概の方はご存知だと思います。そして、薬剤師とは、調剤、医薬品の供給、その他薬事衛生を司る医療従事者なのです。現在の医療制度では、医療を施す医師・歯科医師と、医薬品を扱う薬剤師を分離独立させた分業制度がとられています。

日本で、初めて近代的な医療制度が導入されたのは1874年(明治7年)だそうです。じゃあ、それまでの医療ってどんなだったのでしょう?医師が作成した処方箋に基づき、医薬品を調剤、供給することができるのが『薬剤師』です。

コ・メディカルという言葉やファーマシューティカルケアなど、とにかく横文字(それも難しい!!)が多いですよね!薬に関する記事を読んでいても、本当に何度も検索して調べなければいけないほどです。

そして、薬剤師について調べていてもコ・メディカル?で分からない。調べてみると、これは“和製英語”だそうです。医師や歯科医師の指示の下に業務を行う医療従事者のことで、コ・メディカルスタッフ、医療スタッフと呼ばれるとありました。私個人としては医療スタッフじゃダメなの?って気もするのですが…。

ファーマシューティカルケア?で、また検索。これは、患者のQOL(性格の質)向上のため、薬剤師の行動の中心に患者の利益をまず考える哲学のようなものみたいです。その文章は、近年、コ・メディカルの提唱によって、チーム医療の導入が重要視されており、薬剤師もファーマシューティカルケアの概念から業務を行っている。というものでした。大変ですね!

❖薬剤師の国家試験を受けるには何年間大学で学ぶの?

2005年以前の薬学部の正規課程は4年間。2006年入学から薬学部は6年制に変わりました。国公立大学の薬学部ならまだしも、私学となると、この2年間の学費の差は大きいですよね!

そして、2018年現在、日本で薬剤師になるには、学校教育法に基づく大学で薬学の正規の課程を終了し、薬剤師国家試験に合格しなければなりません。その後薬剤師名簿に登録申請して、ようやく厚生労働大臣より『薬剤師免許』が与えられるわけです。

❖薬剤師後進国と言われていた日本でも、徐々にチーム医療の一員に!

日本は、諸外国に比べて医師や歯科医師に権限が集中する『薬剤師後進国』だそうです。ただ、徐々に診察は医師、薬剤師が処方を設計するという病院も増えてきているとのことです。自分の専門以外の科となると、あまり薬の事を把握できていない医師に対して、薬剤師は6年間“薬”のスペシャリストになるべく学んできたのですから!

“併用禁忌(へいようきんき)”という言葉は聞かれたことがあると思いますが、いわゆる“のみ合わせが悪い”のです。ただ、禁忌とまでなると、のみ合わせが悪かったではすまされません。命に関わることもあります。パーキンソン病治療薬で代表的なのがMAO‐B阻害薬のエフピーやアジレクトです。ほぼ全部の“抗うつ剤”との併用は禁忌です。医師とは違った観点や知識で力を発揮しつつあるようです。

パーキンソン病患者にはとって大切な『お薬手帳』について。

『お薬手帳』というものができた当初は、あまり病院に持って行ってなかったように思います。薬のシールばかりがたまり、その内に面倒臭くなって無くしてしまったり、新しく作ってもらったのは良いのですが、暫くすると、その手帳も先代の手帳と同じ運命をたどることになっていました…。今では考えられません。

その『お薬手帳』の導入は、1993年(平成5年)のこと。25年も前なんですね。きっかけは、別々の病院から抗ウイルス剤と抗がん剤の処方を受けた患者が、薬の併用が原因で死亡した事件だったそうです。

急速な普及のキッカケとなったのは阪神・淡路大震災。なかなか自分が飲んでいる薬を克明に伝えられる人が多くはなかったことや、災害時の特例として、お薬手帳があれば、処方箋なしで薬を受け取ることができる場合があり、災害における備えとして認知され普及するするようになったそうです。

その後は、お薬手帳を出すと安くなるとか、あの手、この手で普及に努めていたようです。その辺りは、私個人の意見としては納得がいきません。お薬手帳の意味そのものを全面に出さなければ頭打ちでしょう。お薬手帳があれば、薬局で薬剤師が医師に連絡をし、ダブっている薬を指摘してくれます。

ドラッグストアでも薬剤師さんがいれば、今飲んでいる薬と市販薬の併用に問題がないかを確認できます。私たち難病患者にとっては、自分が罹患しているパーキンソン病治療薬でも“薬合わせ”が、なかなか上手くいかないことがあります。ですから、私の場合は市販薬であっても自己判断では服用を控えています。

その際、頼りになるのが、なんでも相談できる薬局であり薬剤師なのです!

まとめ

今回は、ほんの触りといった内容になってしまいました。次の記事では『訪問薬剤師』について、また同じ薬剤師でもいろんな仕事に就いている現状など調べていきたいと思います。今、頼りになる薬剤師さんはいますか?

また、医療従事者という言葉を始めの方で使いましたが、医療従事者には薬剤師の他にどのような職種があるのかなど紹介していきます。