パーキンソン病患者にとって『通所リハビリ』の良さ、『訪問リハビリ』の良さを紹介!

パーキンソン病

以前の記事でも訪問リハビリについて触れています。自宅でどれだけのリハビリができるのか❓実際に始まってみて、まだ1ヶ月ですが❝自宅を使う訪問リハビリ❞ってどんな感じか現段階での感想をまとめてみたいと思います。パーキンソン病にリハビリは欠かせません‼

今回は
通所リハビリテーションと訪問リハビリテーションの違いと、それぞれの『良さ』について書いていきたいと思います。

今日は、足の固縮が絶不調でした。朝はお天気が悪くて、お昼からはお天気が良くなってくる…気圧の変化がジェットコースターのようなこの季節は、私にとっては❝魔❞の季節!パーキンソン病の方の中にも、梅雨はツラいって方は多いのではないでしょうか?

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通所リハビリテーションと訪問リハビリテーションの違いは?

私は、現在「要支援2」でパーキンソン病による「特定医療費(指定難病)受給者証」が支給されているため介護保険で週2回の通所リハビリと医療保険での訪問リハビリを週に1回利用しています。

介護保険と医療保険に関しては、後ほど前回の記事の復習をすることにして、自宅でリハビリに不安を感じていた自分が実際に始まってみると、その不安が安心に変わっていく過程を紹介します‼

《訪問リハビリテーションとは?》

理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)といった国家資格を持ったリハビリ専門職が、利用者自宅で、リハビリの支援をするサービスのことです。これは、読んで字の如しといった感じですよね😀

通院はもとより、送迎があっても通所リハビリ施設の利用が困難な利用者の場合は、自宅でリハビリを受けることは大きなメリットです。また、術後の
体力を取り戻すことを目標にしたトレーニングメニューを組んでもらうことも可能です。

そして、PTやOT、STが自宅を見て、利用者がどのように工夫をすれば毎日のトイレや室内での移動が安全にできるのか❗など、具体的な日常生活動作の改善点を指摘・支援することも利用者やその家族にとって心強いですね。

私も1回目の訪問リハビリ時に、PTが実際に手すりをどう使っているのか?その手すりの位置は私の今の身体状態に合っているのかをチェックされちゃいました😂いや~、主婦としては心の準備ができてない状態で、トイレ、洗面所、浴室を見せるのは勇気が必要です‼「聞いてないよ~!」じゃ済まされません…。洗濯物の一番上が下着でなくてホッとしました。手すりよりソッチか❗って言われそうですね。

私たちのQOL(Quality of Life:その人が人間らしい生活を維持すること)を少しでも良い状態に保つ上では専門的な知識や経験を基にしたアドバイスはありがたいですし、それが実際の自宅で行われるのは訪問リハビリのメリットですね🈵

1ヶ月訪問リハビリを受けてみて、大変な面もあります。ベッドや部屋を片付けておかなければいけません。そんなこと日頃からやって当たり前と言われしまえばそれまでですが、PTが私に施術をするだけのスペースを確保するためには、ベッドの上には枕以外の物は置けません。リビングや廊下(手すりがあるので)でも、できればストレッチができる位のスペースは確保したいですね❗※私の目標が、パーキンソン病の進行に備え体幹を鍛える❗なので。

訪問リハビリを受けてみると通所リハビリの施設が『広さ』『安全性』『設備』の上で、いかに恵まれ、優れているかかがよく分かりました。通所リハビリの施設では、問題なくできた❝動き❞が自宅ではエッ!?できないってことがあるんです😭

PTが指示する❝動き❞や❝ストレッチ❞は、自分では日常生活の中でしないようなものが多々あります。リハビリ施設のベッドは固いですし、スペースも充分に確保されています。当然バリアフリーですよね。それに全面が大きな鏡になっていますから、自分の姿勢をチェックしながら動くことができます。それは通所リハビリの大きなメリットです。

けれど、私たちが毎日暮らしているのは『自宅』なのです。通所リハビリの施設で過ごす時間は、週に5時間程度。大半は家での生活です。私の場合は主人は仕事、子供たちは独立していますから一人で日中事故なく過ごさなければいけません👊

そういう点では、訪問リハビリのデメリットがメリットに思えるのです。自宅ですから狭いです。パーキンソン病になってからは、極力物を置かない生活を心がけていますが、施設のように生活感のない空間にはなかなかできません。

だからこそ訪問リハビリの意味があるのです‼パーキンソン病患者は狭い所で方向転換するのが苦手ですよね、実際生活空間でのトレーニングは病歴が長くなればなるほど必要不可欠となります🤔大きな鏡なしで、真っ直ぐに立つ、真っ直ぐに足を踏み出す、そんなこともPTに矯正されます😭もう!どうなったら真っ直ぐなん⁉(笑)

『自宅』という限られた空間でいかに、安全に長く暮らしていけるか❗PT(私の場合はPTだけです)と相談しながら筋力トレーニングに励んでいます。また、施設の硬いベッドと違い家のベッドで片膝でバランスを取ろうとすると、マットレスのせいか沈み込んでしまいます(かなり硬いマットレスですが…)。それだけ、筋トレのハードルが上がるんですね😠

一方、通所リハビリ施設ではマシンやTRXなどの❝自宅にはない❞器具も揃っています。通所リハビリテーションのメリット、訪問リハビリテーションのメリットなどをジックリ考えた上で、自身のリハビリ施設を決めましょう。

訪問リハビリは、通常1回40分ていど。短いようですが、ミッチリやると良い運動になります。1:1なので、いい汗かきます。専門のリハビリ器具がなくても、自宅にあるものでトレーニングができますから、無理のない範囲で毎日自主トレーニングできちゃいますし🚶
また、可能ならリハビリに家族も立ち会えば❝家族としてできること❞が分かると思います。

訪問リハビリの担当PTは、通所リハビリの担当PTとの連携も欠かさず取ってくれているようです。そして、訪問リハビリの一番のメリットは❝オフ❞の自分も見て貰えるということ
とんでもなく❝みっともない❞ですが、7月中には夕方にオフの状態のチェックに来られるそうです。

病院系列で病棟部門担当、通所部門担当、訪問部門担当と別れている施設では、通所リハビリのPTが利用者の自宅を訪問できないそうです。※施設によって違うかもしれません。
通所リハビリの担当PTも、その報告を待っているとのこと🌈これからの治療方針に大きく役立つからだそうです。


 

次回、もう一度リハビリの介護保険と医療保険の優先順位などさらに詳しくまとめていきたいと思います。

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