ひどい『痛み』と『しびれ』はパーキンソン病から?むずむず脚症候群から?本当にツラいです!

パーキンソン病

このところ、パーキンソン病の進行は“容赦”はないものの落ち着いていました。週3回のリハビリは“心と体の支え”で、浮腫んだ足も“一皮むければ、元に戻るね”なんてPTと笑えるくらいに。

直ぐ調子にのる私は、家族の忠告も聴かずアチコチと出歩き、夜更かしを繰り返し…。やって来ました“天罰”!夕方には左足の第4指の辺りが痺(しび)れ、感覚がない!

2週間くらい前からでしょうか?その兆候はあったのです!なのに休むことなく動き回っていました。というか、ややハイテンション気味!なのに、午前中はいつもに増して体が動き出さないのです。でもまぁ、いつものこと!午後になると元に戻るしなんて軽く考えてました。

けれど、だんだんと足が痺れるような、痛いような、異常な感覚の時間が長くなってきました。そして、今までは『夜になると地球の重力に逆らえない、宇宙人になるのよ~!』って笑っていたのが、午後2時くらいから軽い痺れを感じるようになってきました。

通所リハビリでも訪問リハビリでも、担当PT(理学療法士)から“体の固さ”を指摘され…。この例えようのない“痛み”は、どうしようもないのでしょうか?そのあたり書いていきます。

 

この『痛み』は消えることはないのでしょうか?

 

今までも、まるで繰り言のように“痛み”や“感覚異常”に関する記事を書いています。⇒クリック

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いろいろ試してみても、漢方薬を飲んでみても、少しは楽になったかも…くらいで、体調が悪い時や天候が悪い時などは、相変わらずのツラさです。主治医も何とか楽になるように、と薬の調整をしてくださってますが、こればっかりは全く効果がでません。

忙しすぎたり、ストレスが溜まるとダイレクトに体の動きに影響すると書いておきながら、喉元過ぎたら、同じことを繰り返す学習能力“ゼロ”の私が悪いのですが…。

今も、靴下に貼るカイロの両足分で左足を上下から挟み、ふくらはぎには湿布、太ももの下にはイボイボのボールを挟みながらパソコンに向かってます

最近、私がパーキンソン病になれば避けて通れないな!と改めて思うことがあります。それは“疲れやすさ”です。

 

パーキンソン病は、なぜ疲れやすいのでしょうか?

 

私たちパーキンソン病患者が「耳タコ」になっている『パーキンソン病の4大症状』。無動、筋強剛、振戦、姿勢反射障害の4つの運動障害にまとめられることが多いですね

私が、まだパーキンソン病という病名すら意識していなかった頃、体調を崩してドクターショッピングを繰り返してい当た頃のことです。足のつかない椅子に座らなければいけない!という状況で脚をブラ~ンと垂らしているつもりでした。

あくまでも私は!でした。そこは接骨院だったのですが、ブラ~ンとリラックスしようとすればするほど、足が勝手にプルプルと震えるのです!徐々に家にいても職場にいても、動作はゆっくりなのに気持ちだけは焦っていました。腰痛も坐骨神経痛という診断がでてブロック注射でも効きません!

職場では、“字”がスムーズに書けなくなっていました。私たちは、上手く“力”を抜けるからこそスムーズな動きができるのですね!この頃からでしょうか、パーキンソン病という、とてつもなく厄介な病気こそが“正体”ではないかと思い始めていました。ただ漠然とでしたが…。

パーキンソン病になると、なぜ疲れやすいのか?は、4大症状からも分かります。「無動」って、動かないから疲れないんじゃないの?と思われがちですが、瞬き(まばたき)も少なるほど動きにくい患者が、立ったり、動いたりするにはどれほどの労力を必要とするでしょう!

筋強剛や筋固縮とは、筋肉が硬く強張(こわば)っていることを示します。診察時に、主治医が私たちの筋肉のこわばりをみる時、パーキンソン病患者は自分ではリラックスしていると思っていてもその筋肉の緊張はとれていないのだそうです。

中々、分かりやすい例がありました。※年代によっては全く分からないでしょうがスポコン漫画の“巨人の星”を覚えておられませんか?主人公の星飛雄馬が大リーグボール養成ギブスなるものを付けていたのです。わざと父・星一徹が動きに抵抗するように造ったものです。今なら虐待で、通報間違いなし!ですが。

何が言いたいのか?というと、パーキンソン病に罹患すると一日24時間、365日、ズッ~と“軽い大リーグボール養成ギブス”を付けているような感じではないでしょうか?そりゃ~、疲れるでしょう!字も書きにくいでしょうね。


振戦は、ご存じのように手足のふるえです。パーキンソン病の場合は“安静時振戦”という特徴があります。何もせずジッとしている時にでて、何かしようとすれば止まる。これだけでも疲れますよね。

姿勢反射障害は、日常生活を送る上でいろいろな場面で障害となります。健常者なら何ということのない姿勢でも私たちにとっては至難の業となることが多々あります。高い所の物を取る、急に振り返るなどが難しくなるのです。

また、一度体が前に出始めると、ドンドンと前につんのめるように進んでしまいます。※ですから結構スロープは怖かったりします。突進歩行というのですが、結局パーキンソン病患者は、何をしていても疲れるんですね!だって“筋肉がリラックス”している時がないんですから

感覚障害の分類は?

 

パーキンソン病は、中脳黒質神経細胞の脱落と障害された神経細胞内に「αシヌクレイン」が凝集・沈着して発生したLewy小体と呼ばれる好酸性封入体がみられます。ところが他の中枢神経系や末梢神経系、自律神経系にも「synuclein」の沈着がみられるとのこと!非運動症状の原因になっているのではないかと考えられているようです。

そして“痛み”は、運動症状以上にパーキンソン病患者を悩ませることが、ようやく浸透してきました。何とパーキンソン患者の98.6%が痛みを認めているそうです。私だけじゃなかったんだ!

痛みを感じる場所としては下肢の痛み:37.9%、部位の特定できない: 20.8%、 肩の痛み:19.1%、 腹部の痛み:5.7%と報告されているようです。
 
パーキンソン病の疼痛にはジストニアを伴うものと伴わないものがあります。オフに連動する痛みであれば、抗パーキンソン病薬の調整を行って対応します。また、うつや不安症状が痛みを誘発している場合もあり、抗うつ薬が有効な場合もあります!⇐私は、これで抗うつ剤「リフレックス」を服用していました。
 

❖疼痛の分類・ 病因、痛みの性状

●筋骨格性疼痛: パーキンソン病による筋固縮や動けないこと、また骨格異常・姿勢異常に伴う痛み。
●ジストニア関連痛:主に四肢のジストニア肢位に関連しておこる。顔面や咽頭でもおこることがある。
●中枢性疼痛:中枢性のドーパミンを含む神経伝達物質の異常が関連するのではないかと考えられる。

まとめ

この他にも「むずむず脚症候群」からくる痛みや不快感が原因かもしれません。むずむず脚症候群は筋肉の病気と思われがちですが、脳の神経伝達物質「ドーパミン」の機能障害と考えられています。パーキンソン病と併発することが多いのです。

脳神経内科の受診は、浮腫みもあるので2週間に一度にして様子を診てもらっています。朝、体が動きにくいため“レキップ”を今の12㎎からギリギリの16㎎まで増量するかどうか、主治医は悩んでます。ただ、この足の痺れは、今までのものと少しレベルが違うような…それとも今年の寒さが影響しているのか?

週末の診察でシッカリと相談したいと思います。また、痛みがあって歩きにくいと、つい“すり足”になります。PTから注意されている「踵(かかと)着地ではなく、つま先着地」になってしまいます。そうすると、また“爪トラブル”が発生です。

昨日、いつもお世話になっている巻き爪治療のサロンで処置してもらったので悪化することなく治まりました。本当に厄介な病気です。

 

 

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