パーキンソン病が、ついに目にも?!いつものアレルギー結膜炎かと思って受診をしてみると思わぬ診断が!薄目を開けて寝ているせいで「ドライアイ」になっているとのこと。傷がたくさんできているので目に入れる軟膏も処方されました。次から次へと色んな波が押し寄せます↘↘これって『睡眠障害』?
抗うつ剤を減薬から断薬し、薬の調整が始まったあたりから『むずむず脚症候群』が大暴れ!いろいろな変化が重なったせいか、寝つきが凄く悪くなりました。疲れているはずなのに眠れない…寝たと思って、時計を見ると2時間くらいしか経ってない😱
そんな事が1ヶ月くらい続いた頃から、左目にゴロゴロした違和感を感じるようになりました。そのうち治る…くらいの軽い気持ちでいたのですが、違和感に加え、痛みまで強くなってきました。他人に眼を見てもらうと❝チョッと赤いかも?❞と言われ、リハビリ施設などで感染するような眼病であれば大変と病院に行きました。
パーキンソン病における『睡眠障害』とは?
パーキンソン病には、主に、手足が震える(振戦)、動きが遅くなる(無動)、筋肉が硬くなる(固縮)、バランスが取れなくなる(姿勢反射障害)といった運動障害に加えて、便秘や頻尿といった自律神経の症状、不眠などの睡眠障害、うつ症状などの精神症状などがの非運動障害が現れることが分かってきました。
そして、『睡眠障害』が発症する割合は、なんとパーキンソン病患者の60~90%と言われているのです‼近年、その睡眠障害がパーキンソン患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフの略で生活の質、充実度)の低下につながるとして研究が進んでいるようです。
【睡眠障害の症状は?】
① 寝つきが悪い、中途覚醒、早朝覚醒
② 睡眠の断片化
③日中、とにかく眠い
④ 突発性睡眠
⑤むずむず脚(レストレスレッグ)症候群
⑥レム期睡眠行動異常症 などが挙げられます。
『睡眠障害』の原因や対処方法は?
『睡眠障害』の原因として考えられているのは、自律神経系、中枢コリン系、セロトニン系、ノルアドネラリン系、ニューロンの変性・脱落などにより発症しているのではないか!ということ。
そのために、睡眠や覚醒機能の障害、入眠障害、夜間頻回覚醒、早朝覚醒、レム睡眠異常行動症などが引き起こされ、昼間の運動症状にも悪影響を及ぼしている可能性も指摘されています。
また、パーキンソン病患者に多い、抑うつや幻覚・妄想に伴う不眠もあり、それぞれに対処方法が違うようです。
【不眠治療・対処法】
まずは、睡眠環境・睡眠衛生改善を中心とした「薬を使わない方法」で改善を試みるそうです。質の良い夜間の睡眠には、日中の適度な覚醒と活動が必要なのです。日中は、家の中にジッとしているのではなく、無理のない範囲で活動をするよう心がけましょう🌞
特に気をつけたいのが長時間の昼寝!長くても30分以内にしましょう。睡眠覚醒のリズムを一定に保つことも大切で、就寝・起床の時間はできるだけ規則正しくし、日光を浴びることも体内時計を整えるには有効かもしれません。
薬物治療としては、入眠障害、昼夜逆転には、短時間作用型睡眠鎮静薬のレンドルミン、マイスリーなどが使われます。
パーキンソン病による振戦、寝返り困難、❝オフ❞時にともなう痛みなどで入眠困難や中途覚醒が起きている場合には、就寝前にレポドパやドーパミンアゴニストの服用を考えるようです。ジスキネジアが原因である場合には、逆に抗パーキンソン病薬の減量を検討します。
レム睡眠行動異常症で、大声や暴力行為がある場合には、抗てんかん薬のリボトリール、ランドセンが有効といわれています。
むずむず脚症候群は、私がツラい思いをしているのでよく分かるのですが、どうにも表現ができないくらいの不快感です。薬物治療としては、ドーパミンアゴニストのレキップなどや、ベンゾジアゼピン系のリボトリール、ランドセンが有効とされています。私は、今ランドセンを服用しています。
日中過眠は、加齢、パーキンソン病による睡眠障害、うつ状態、薬の副作用、などが原因と考えられます。また、突然何の前触れもなく眠ってしまい、2~5分で目覚める突発的睡眠の原因としては、パーキンソン病歴の長さやドーパミンアゴニストの服用が影響していると考えられています。その場合、薬の減量、中止、変更を検討します。
睡眠は、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」に分けられます。レム睡眠では、急速眼球運動を伴います。ということは、眠っていても❝眼球❞が動いているわけです。対して、ノンレム睡眠は、ぐっすりと熟睡した状態の眠りのことです。
まずレム睡眠から始まり、しばらくするとグッスリとノンレム睡眠に入ります。レム睡眠とノンレム睡眠は、約90分サイクルで交互にくり返されるそうです。
パーキンソン病と睡眠障害の関係はハッキリしました‼では、薄目を開けて寝るということは、パーキンソン病と関係があるのでしょうか?
パーキンソン病と薄目を開けて寝ることの関係性は?
ここまで調べてもパーキンソン病と『薄目を開けたまま眠っている』ことの直接の関係性は明らかにはできませんでした。ただ、今回のように痛みを伴うほど酷い症状でなくてもパーキンソン病になってからドライアイが頻繁に起こるようになったのは自覚できます。※あくまでも、私の場合です。
『薄目を開けたまま眠る』という状態は、加齢や疲労による眼輪筋低下の可能性があるそうです。パーキンソン病は❝疲れやすい❞、❝睡眠障害の症状がでやすい❞わけですから眼輪筋低下は充分に考えられるように思います。
また、瞼(まぶた)は、瞼を上に引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)が縮むことによって開くのだそうです。私たちが寝ているときには通常、この筋肉の緊張が緩み、瞼は閉じたままになります。ところが、何らかの理由により筋肉が緊張したままだと睡眠中も目が開いたままになるそうです。
夜は、特に抗パーキンソン薬が効きにくく、寝返りも打ちにくいので体の痛みから熟睡できていないと感じることが多いです。そのため瞼の筋肉も緊張が続いているのでしょうか?
まとめ
むずむず脚症候群に続き、今度は薄目を開けて眠る…、次々とパーキンソン病は私を苦しめます。それでも生きていかなければいけません。生かされているのですから!
今の私の就寝時の姿は、食いしばりがあってマウスピースを装着している、口呼吸になりやすいのでマスクは必需品、それに加えてドライアイ対策でアイマスクも使用し始めました‼自分では見えないから良いですが、凄い姿だろうな~!
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