パーキンソン病に『水分摂取』は便秘改善に重要!便秘は薬の吸収を悪くします。

パーキンソン病

パーキンソン患者に多い便秘は「万病の元」と言っても過言ではないかも!出すべきものは、シッカリ出しましょう。そのためにも十分な『水分摂取』を心がけましょう!便秘を放置しておくと思わぬ事態が発生する可能性も!

近頃、私がハマっているのが❝アマニ油❞。摂り過ぎはダメですが、1日に小さじ1杯くらいのアマニ油をヨーグルトに入れて食べます。案外、元の食べ物の味を変えないのが嬉しいです。

今回は
①パーキンソン病になぜ便秘が大敵なのか?
②なぜパーキンソン病では、便秘が深刻な状態になるのか?
③パーキンソン病になると便秘や排尿障害になりやすい理由は?とその対策について書いていきます。

 

なぜ、パーキンソン病に便秘は大敵なのでしょう?


便秘は、パーキンソン病治療薬の吸収を悪くします。ということは、便秘を改善させることが運動症状の改善にもつながるわけです当然、便秘さえ改善すれば、この厄介な病気が治るなら喜ばしいことですが、残念ながらそうはいきません。


ただ、便秘で薬の吸収が悪くなる⇒症状の改善に悪影響がある!ということが分かって
いるならば、シッカリと対策するべきですよね‼

パーキンソン病の患者さんは、水分摂取が少ない場合が多いことが知られているそうです🍵私は家族、特に母からパーキンソン病と診断が下るズッと前から、水分の摂取量が少ないことを指摘されていました

その頃は健康そのもので、“便秘”は他人事だったので、せっかくの母の忠告も聞く耳も持たず過ごしました。私の一日の水分摂取量は、おそらく1ℓには遠く及ばなかったと思います。

だからパーキンソン病になったとは思いません。けれど、パーキンソン病になったら、そんな程度の水分摂取では『便秘』の症状に拍車をかけるだけ

ただでさえ、この病気になると自律神経の調節機能が低下します。普段から十分な食物繊維の
摂取と、毎日多めの水を飲むことが、便秘対策として重要かつ不可欠となります

一番手っ取り早く、安上がりで、誰でも直ぐにできるのが多めの水分摂取です‼

 

パーキンソン病では、便秘が深刻な状態になることもあるんです!



パーキンソン病の“便秘”など消化器症状は、通常の下剤による治療では十分ではありません。難治性であるばかりでなく、イレウス(腸閉塞)に近い状態までになる症例もあるのです。

当然、ここまで悪化すると、栄養状態もそれに伴い悪くなります。パーキンソン病の症例で“栄養面”に触れたものは、あまりみません。けれど、経過の長い患者さんほど栄養状態の低下が認められる確率が高くなるそうです。

レボドパは、私たちパーキンソン病患者にとっては必要不可欠なものですが、消化管の動きを押さえてしまう傾向がある…それは、病歴が長くなると自覚できます。
※便秘⇒症状改善に悪影響!という式が、またできてしまいます。

★便秘はもっと深刻な症状の原因になることも!の記事はこちら。⇒クリック

なぜ、パーキンソン病になると便秘や排尿障害になるのでしょう?

多くのパーキンソン病患者を悩ませる便秘や排尿障害などは、自律神経の失調によって引き起こされる症状なのはご存知ですよね?
※自律神経の低下⇒蠕動運動の低下⇒便秘という図式もできてしまいます。
※運動量の減少⇒筋力低下⇒便を押し出す力も低下⇒便秘
※運動量の減少⇒食事・水分の摂取量の減少⇒便が腸内に留まる⇒便秘
◎定期的な運動習慣は腸の動きを活性化させます!

パーキンソン病になると便秘になりやすい原因。

①体を動かさなくなることで、食事・水分の摂取量が減少する。
②体を動かさなくなることで、筋力が低下し便を押し出す力も弱くなる。
③肛門括約筋の緊張が亢進する。
④腸の蠕動運動が悪くなり、食べ物の通過に時間がかかる。
⑤抗パーキンソン病薬の副作用。

 

便秘の対策は、まず十分な水分摂取です!


私は、薬を服用するのに、最低でもコップ一杯の
水で飲みます。服用前にコップに半分くらいの水を飲み、その後コップ一杯の水を飲むくらいでも良いと思います。

病院で便が軟らかくなる薬を処方してもらっていますが、基本は水分摂取です!いくら薬を
飲んでも水分が足りないと便秘薬すらも効きません!起床時にコップ一杯の水を飲むのもおススメです。

■食物繊維は多めに、タンパク質は少なめに!
ただ、あまり神経質にならなくても良い
と思います。誰にでも好きな野菜や調理方法はあると思うので、すりおろした野菜をカレーやシチューに使ったりして工夫しましょう。


■ヨーグルトはおススメです!
どうしても苦手な場合は、無理してまで食べなくても良いと
思います。自分が好きな“発酵食品”はあれば摂取してみましょう!

■できる範囲で10~15分間のウォーキングやストレッチなどの運動をしましょう!
自己判断で
無理をせず、できれば理学療法士、運動機能訓練士に相談するのが望ましいです。

■できるだけ朝食の時間を決め、その後は便意が無くてもトイレに行きましょう。
朝食抜きはダメ!便意があるのに我慢することは、絶対にやめましょう。

■温湿布も効果有り!
私は貼るカイロを愛用してます。
下腹部を冷やしてはダメ!温めると腸の動きが活発に!

パーキンソン病患者は「排便回数の低下」の方の割合が約20~80%、「排便困難」が約60~70%程度、健康な人と比べると高くなっているそうです。

今、私は水分を1.5ℓは摂取していると思います。あまり冷たいと、かえってお腹が痛くなるので『ぬるま湯』程度が飲みやすいです。

カフェインは、できるだけ避けていますが、朝だけは目覚めの1杯を楽しんでます。水だけでは寂しいので、珈琲、甘酒(発酵食品で注目されています!)、生姜蜂蜜ティーなどの『お楽しみ』も入れながら、便秘予防、便秘解消に努めましょう😀

★甘酒は米麹や酒粕を発酵させることによって作られた発酵食品です。製造過程で乳酸菌などが多く繁殖しています。甘酒を飲むことで大腸の中の善玉菌の活動も活発になり、腸内細菌のバランスを整えることも期待できます。

 

コメント

  1. […] ★便秘に関する記事はこちらです。⇒クリック […]

  2. フジパン より:

    パーキンソン病になると便秘になるっていうよりは

    便秘が続いてパーキンソン病

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