パーキンソン病は気象病?今年の夏はツラかった…いや、ツラい!

パーキンソン病

『異常気象』という言葉が使われ始め、もうそれが異常なのかどうかさえ定かではなくなってきたような気がします。人間とは勝手な生き物で、これだけ続いている環境や気候の変化の原因が分かっているにも関わらず元に戻そうとはしません。

と、偉そうに、こんな記事を書いている私もマンション住まい。14階の8階です。エレベーターなしではパーキンソン病+年齢で外に出ることも無くなりそう…。買い物はネットで注文して個配。振り込みはネットバンキング。

おまけにスマホがあれば、かなりの支払いを済ませることができます。荷物を送る時もスマホに表示されるバーコードやQRコードで読み取ってもらいます。生活していく上で対面でやり取りする場面が、ドンドン減っていくようで怖いくらいです。

確かに便利です!雨が降ろうが、暑かろうが、寒かろうが、足がすくもうが、食べ物は届き、支払いを済ませることができます。
でも、便利になったことが“地球の温暖化”の原因となり、この異常気象を発生させている?!

そしてその気圧変化に身体が悲鳴をあげているのか体調がズッ~と優れない。

体調不良とスマホに警報が来るものの“ゲリラ豪雨”はやっぱり怖く、外出が難しくなって、家でエアコン、パソコン生活。そう、私も“分かっちゃいるけどやめられない”人間の代表のようなものです。

毎年のように最高気温の記録が更新しているような気がするのですが。そして、耐え難い“湿気”!今年は、さすがに体調を崩しました。今まで、どちらかと言うと“暑さ”には強かったはずなのに。確かに歳のせいも否定できない!

でも、周りのパーキンソン病仲間から聞こえてくる声も程度の差はあるものの『例年にないツラさです↘↘↘』といったものが大半。私だけじゃないんだ!!

パーキンソン病は、こういった異常気象に対して体調を崩しやすいのでしょうか?少しでも楽になるような対策はないものでしょうか?もしかして来年はもっと?と考えるとウンザリしてしまいます。

亜熱帯化?する日本

何となく熱帯という訳じゃないけれど暑くてジメジメした地域というイメージだけで亜熱帯という言葉を使ってきました。ただ、気候区分の中に亜熱帯というくくりはないそうです!

温暖湿潤気候(聞いただけでジメジメしそう!)のように、温帯に含まれる地域の一部をを俗に亜熱帯と呼ぶことがあるとのこと。特に「亜熱帯の定義」として認められたものはなく、人や場合によって意味合いも微妙に違うようですね。

熱帯の北と南にある北回帰線と南回帰線付近の緯度が20~30度あたりの地域を一般的に『亜熱帯』と区分することが多いようです。具体的には、★温帯に属し最寒月の最低気温の平均 (平均気温じゃありません)が摂氏0度以下には下がらない地域。
★年平均気温が18度以上である地域。
★冬季の平均気温が大体は15度を上回る地域であること。
などが定義となっているようですね。

40℃越えなどという耳を疑いたくなるような温度に加え、ジメジメとした湿度が不快感を助長させますよね。まさに『高温多湿』です。家の中で熱中症で救急車!が珍しくなくなって何年になるでしょう。我が家のエアコンも除湿機能がフル回転してます。

『気象病』。ついに、このような病名が!

確かに、パーキンソン病になってからは、一年を通してスッキリしないお天気が続いたり、台風が近づいてくると“足の指が固縮で痛む時間が長い”、“車酔いをしているような吐き気や生あくび連発”、“フワフワするようなメマイ”などの症状が出やすいです。

でもその症状も数日経てば身体の方がその変化に慣れてくるのか、軽くなってきます。厳しい季節の代表格が梅雨の時期、台風シーズンなどではありませんか?

症状もそれぞれ違うと思いますが、私の場合一番ツラいのが“足の指の固縮”です。左足の指1本1本が糸で縛られているように痛みます。特に4指、5指の痛みは酷くて靴下がすれただけでもピリピリと痛みます。

今年は、例年になく“吐き気”や“鬱々とした気分”、“集中できない”など、精神面でもツラい思いをしました。パーキンソン病の進行なのか?うつ症状の再来か?などと考え込み、心身ともに負のスパイラル状態。

そして、上記したように体調不良を感じている人の多いこと!!症状は違っても共通しているのは『今年の夏は特に厳しいわ~!』の一言。夏の間のゲリラ豪雨や大型台風などでの被害は、年々甚大になっているように思えるのですが…。

よく耳にする症状としては“足のダルさ・痛さ”、“何もする気にならない”、“便秘”、“肩こり・腰痛”、“食欲がない”などです。私がアッ!嫌な感じ、と思い始めるのは天気が崩れる1~3時間位前からですね。完全にドシャ降りになってしまえば症状が落ち着くときも。

この夏は、1日の中でもコロコロと天気が変わった日が数日ありました。そういう日の絶不調が来る前兆はというと、私の中では「来~る!きっと来る」みたいなイメージですね。

★自らの体調不良で天気が分かるようになる…それって気のせいじゃないの?
いえいえ“気のせい”などではありません。天候が不安定なときに症状がでて体調を崩してしまう。その病の名前は『気象病』。※「天気痛」と呼ばれることもあるそうです。

●現在、日本で『気象病』で苦しんでいる人は1,000万人はいるのではないかと言われているんです!!

パーキンソン病の患者は『気象病』になりやすい?

★お天気と体調に関係はあるの?
近年ようやく認知されるようになった『気象病』ですが、原因の一つに“気圧の変化”が挙げられています。

気圧が変化(低下・上昇共に)すると、私たちはストレスを感じ、自律神経が活性化されるそうです。ご存知のように自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスの乱れは、私たちの身体には様々な影響を及ぼします。いわゆる季節の変わり目は注意が必要ですね。

近年のように台風シーズンが長かったり、スコールのような大雨が降ったりと気圧の変化が激しい日が多いと、それだけツラい日も多くなるわけです。

おまけにパーキンソン病患者の場合は、元々“自律神経障害”を抱えている方も少なくありません。チョッとウンザリしてきます。

★気圧が変化するのは天候によるものだけではない?
そうなんです、例えば凄い高層ビルのエレベーターの中とか飛行機の離着陸の際に耳がツーンとしませんか?耳が弱い、三半規管が弱い?乗り物酔いしやすい人(私です…)も『気象病』になりやすいそうです。泣きたくなってきました。

パーキンソン病患者にとっては“泣きっ面に蜂”の状態。自律神経のバランス調整と言えば、規則正しい生活ですよね。食事もシッカリと摂り、適度な運動を心がけましょう。ってこれは当然と言えば当然。パーキンソン病患者にとっては規則正しい生活は、日常的に課せられた課題でもあるのです。

『気象病』に対して何か対策は?

規則正しい生活習慣などは、パーキンソン病や気象病にならなくても皆が心がけなければダメですね!パーキンソン病患者は必須です!気象病かな?!思われる方は尚更です。

ここで、自律神経を整えるための「耳ツボマッサージ」を紹介したいと思います。すごく簡単です。簡単じゃなければ、私は絶対に続きません!!

耳って、凄くたくさんのツボがありますよね!この「耳ツボマッサージ」は“無料”です!その上、準備するものなし。やってみると即!気持ち良くなりました。耳がポカポカです。気象病の人は耳の血流が良くない傾向がみられるようです。パーキンソン病にも良いですよね!キッと。

①耳を上下横に5秒ずつ引っ張る⇐ 結構痛い!

②耳の横の部分をつまみ、軽く引っ張りながら後ろに向かって5回ゆっくり回す

③耳の下に親指を当て、上に人差し指を当てて上下に折り曲げる。この状態で5秒キープする⇐ ほぐれてきたのか気持ち良い感じ!

⑤耳全体を手で覆い、後ろに向かって円を描くようにゆっくり5回回す⇐ この時点で、耳がポカポカします!

※どうしても吐き気やメマイ感が強い時、内科で処方してもらった“酔い止め”の市販バージョンのを購入し、お守りとして持っています。(飲み合わせは確認済)

まとめ

自律神経の乱れなどによっても発症する『気象病』。やはり、ストレッチなどで血流改善をすることが大切なようです。でもストレッチをキチンと行うにはある程度の“体力”も必要。

身体に良いからと急に無理をして運動すると、転倒しやすいパーキンソン病患者には逆効果です。急がば回れで自分に合ったペースで頑張りましょう。パーキンソン病患者さんに『気象病』が多いとコメントされている医師の声が目につきました。

また、お天気が悪いと“パーキンソニズム(別の病気からパーキンソン病の症状が出ている)”も悪化するそうです。 

恐るべし!気圧の変化。

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