私自身が1級を受給中、パーキンソン病で『障害年金』受給成功の秘訣!(後編)


パーキンソン病で『障害基礎年金』『障害厚生年金』を受給することは容易ではありませんが、不可能ではありません!受給金額の目安も掲載してます※障害年金には「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2種類があります。けれど、もし願いが叶うなら、支援や年金が全てなくなっても、この厄介なパーキンソン病を完治させて仕事に復帰したいです。

私は、これまでも「パーキンソン病の公的支援」や「自立支援」について書いてきました。❝取れるものは取った方が得❞というだけではありません。『障害年金』や他の支援の事を取り上げるのは、少しでも経済的な余裕ができれば、気持ちにも余裕ができるからです。パーキンソン病にストレスは良くありません。

★パーキンソン病の公的支援は?の記事はこちらです。⇒クリック

★パーキンソン病で「うつ」を併発!自立支援制度を知ってますか?の記事はこちら。⇒クリック
★『障害年金』について前編の記事はこちらです。⇒クリック

今回は「前編」以降の『障害年金』受給までの道のりについて書いていきたいと思います。パーキンソン病にストレスは良くないと書きましたが、『障害年金』申請はストレス溜まります↘↘ そのあたり書いていきます。

 

サイド上

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保険料納付要件とは?


「保険料納付要件」とは、障害年金を受給するための公的年金である、国⺠年金や厚生年金などに保険料が条件満たす一定期間納付されていたかどうかということです。

①初診日の前日において、初診日がある月の前々月までの被保険者期間のうち、年金保険料納付期間と保険料免除期間を合わせた期間が3分の2以上であること。

②特例として直近1年は、保険料を滞納していないことを条件として受給資格を得る事ができます。初診日が平成38年4月1日前であり、かつ初診日に65歳未満の場合は、3分の2に満たなくても大丈夫なんです。

障害年金の受給資格があるかどうかは、公的年金を❝被保険者❞として納めているかどうか…ということが基本ですね

ただ、中には経済的な理由などで払いたくても保険料を払えない場合があります。その場合は保険料の免除を申請しましょう。申請が通れば、受給資格が得られます。


障害の程度とは?

障害があれば、誰でも年金を受給できるわけではありません。障害により働きたくても働けない、日常生活に支障が出るなど、障害の状態が障害認定基準を満たした上で障害認定日に達していれば障害年金を受給することができるのです。

ちなみに、障害の認定基準は法令ではなく「行政通達」で定められています。
障害等級 1級
日常生活に著しい支障があり、他人の介助無しでは自分の身の回りのことができない状態。

障害等級 2級
日常生活は困難で、就労によって収入を得る事はできない。ただ、生活の全てに介助が必要というわけではない状態。

障害等級 3級
労働をするにあたっては、時間や職務内容に制限を加える必要がある状態。

❖ 障害手当金:傷病が治癒した後も、労働に制限がでてしまった状態。この障害手当金は初診日から5年を経過する日までの「傷病が治った日」において症状が政令の定める症状に該当すれば受給可能です。※障害手当金は、障害厚生年金の約2年分を一時金として受け取ります。

障害年金が受給できるかどうかの判断基準は、傷病名ではなく、患者さんがその傷病によってどのような状態にあるのかということが重要なんですね


『障害基礎年金』と『障害厚生年金』の受給金額はどのくらい?

【障害基礎年金額】

障害基礎年金は障害等級が1・2級と認定された場合に支給されます。そして、子どもがいる場合は「子の加算額」が上乗せされます。

障害等級 年金額(平成29年4月~)
*障害基礎年金2級:779,9300円 779,300円
*障害基礎年金1級:974,125円(2級×1.25) 

子に対する加算額
対象者と 加算額(平成27年4月~)

*2人目までの子: 1人当たり 224,300円 
*3人目以降の子: 1人当たり 74,800円 
※子どもの年齢は、年度末で18歳を過ぎていないこと。また、障害の状態にあり1級又は2級に該当する子は20歳まで加算されます。

※障害年金受給後に結婚した場合、配偶者や子も加算対象となります。

【障害厚生年金】

障害厚生年金は障害等級3級も支給対象となります。ただ、最低補償額が設定され年金額の計算結果がそれを下回る場合は、最低補償額が支給年金額となります。

65歳以上で障害基礎年金が支給されず障害厚生年金だけの場合(1、2級には該当しない)は、障害厚生年金3級の最低保障額が支給されます。

2級、1級が認定された場合には障害基礎年金も併せて支給され、配偶者加給年金も加算されることがあります。

障害等級 年金額(平成29年4月~)
*障害厚生年金1級: 報酬比例部分の年金額の1.25倍
*障害厚生年金2級 :報酬比例部分の年金額
*障害厚生年金3級: 報酬比例部分の年金額( 最低保障額:584,500円)
*障害手当金: 報酬比例部分の年金額の2倍(最低保証額:1,169,000円)
◇報酬比例の年金額=A+B

A=平均標準報酬月額×7.5/1000×平成15年3月までの加入月数
B=平均標準報酬額×5.769~7.692(生年月日に応じる)×/1000×平成15年4月以後の加入月数
※被保険者期間が、300月(25年)未満の場合は、300月として計算します。
※加入月数とは、加入開始月から障害認定日のある月までの合計加入月数です。
※配偶者加給年金額:224,300円
1級、2級の障害厚生年金が認定された場合、生計を維持されている65歳未満の配偶者があるときは配偶者加給年金が加算されます。
※障害年金は非課税です。収入が障害年金だけの場合は確定申告の必要はありません。

『障害年金』の申請に必要な書類は?

ここまででも、結構大変そうでしょ‼私は知らないで飛び込んだから、もう後には引けない状態になってましたが、調べていたら躊躇したかもしれません。 申請に必要な書類は、人によって違いますから❝主な物❞だけ挙げてみますね。一つでも不足すれば受理もされません

【障害基礎年金の申請】

受診状況等証明書:初診日を証明する用紙。(初診と診断書作成医療機関が同じで、診療担当科も同じであれば不要)

受診状況等証明書が添付できない申立書:初診の医療機関で受診状況等証明書が取れなかった場合、請求者が記入するもの。この申立書だけでは初診日を証明することはできません。可能な限り初診日が分かる、せめて推測できるものを添付します。

例:医療機関の紹介状、障害者手帳、健康診断の結果、お薬手帳、医療機関や薬局の領収書、診察券など。

診断書

病歴・就労状況等申立書:請求者の受診歴、就労や日常生活の状況を請求者が記入するもの。年金請求書(様式第107号)障害基礎年金用

世帯全員の住民票:障害認定日での請求の場合→発行日が「障害認定日以降で請求日から6ヵ月以内」のもので、事後重症での請求の場合は発行日が「請求日(受付日)から1ヵ月以内」のもの。

戸籍謄本(こせきとうほん。全部事項証明とも言うそうです):加算金の対象となる子がいる場合。有効期限は住民票と同じです。

請求者の(非)課税証明書(初診日が20歳前の障害基礎年金のみ):初診日が20歳前の場合、請求者の前年所得を確認するため。

子どもの(非)課税証明書:加算金の対象となる子がいる(いた)場合。
※子どもが義務教育終了前は不要。

預金通帳またはキャッシュカードのコピー:年金請求書に金融機関が押した証明印があれば不要。※必ず本人名義のもの❗例え家族名義でもダメです。

印鑑:スタンプ式以外のもの。金融機関の届出印は不要。
*必要に応じて、レントゲンフィルムや心電図のコピーなど。
*加算対象の子に障害がある場合は、子の障害年金用の診断書。

【障害厚生年金の申請】

受診状況等証明書:初診日を証明する用紙です。↼基礎年金と同じです。
受診状況等証明書が添付できない申立書初診の医療機関で受診状況等証明書が取れなかった場合、請求者が記入するもの。↼基礎年金と同じです。

診断書

病歴・就労状況等申立書請求者の受診歴、就労や日常生活の状況を請求者が記入するもの。年金請求書(様式第104号) 障害基礎年金・障害厚生年金・障害手当金用。

世帯全員の住民票
戸籍謄本加給年金の対象となる配偶者または子がいる場合。配偶者または子の(非)課税証明書。

預金通帳またはキャッシュカードのコピー↼障害基礎年金と同じです。
店舗を持つ国内の金融機関であれば、銀行・信金・信組・農協・ゆうちょなど、どこでも大丈夫‼何と、インターネット専業銀行も楽天・ソニー・イオン・住信SBIネット銀行のみですが可。

印鑑:スタンプ式以外のもの。金融機関の届出印は不要です。
※必要に応じて用意するものは基礎年金と同じです。

『障害年金』を申請する病気で多いのは?

うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症、若年性認知症ハイマー(アルツハイマー)、発達障害(アスペルガー症候群・自閉症・ADHD)、軽度精神遅滞、知的障害、てんかん性精神病、 などの精神の障害。

上肢または下肢の離断または切断障害、脳卒中、脳梗塞・脳出血、多発性硬化症、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、パーキンソン病、変形性股関節症、関節リウマチ、線維筋痛症、大腿骨骨頭壊死 、などの肢体の障害。

肺結核、じん肺、気管支喘息、慢性気管支炎、膿胸、肺線維症など呼吸器の障害。

心臓疾患(ペースメーカーICD、人工弁)、弁膜症、心筋疾患、虚血性心疾患、難治性不整脈、大動脈疾患、先天性心疾患、重症心不全、冠状動脈硬化症、狭心症、など循環器の障害。

慢性腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病(人工透析、合併症)、悪性貧血、再生不良性貧血、悪性新生物(がん)、HIV、など。これに眼や耳、鼻、口の障害も加わります。

『障害年金』の申請に対する疑問!

❖身体障害者手帳が無くても、障害年金の申請はできる?
(答)できます。障害者手帳は各自治体、障害年金は日本年金機構ですから、 等級を審査決定する基準が違います。

❖申請してから結果が出るまでの期間は?
(答)分かりません…としか言いようがないです。スムーズに結果がでて2、3ヶ月でしょうか。書類の不備や差し戻しがあれば半年くらいかかってしまいます。私がそうでしたから。待つしかないので、本当にストレス溜まります。

❖『障害年金』の申請を自分でするメリット・デメリットは?
(答)メリットは単純明快!費用が安く済む。ただし、これは申請が通ったらの話です。私は社会保険労務士の回し者でも、身内に社労士がいるわけでもありませんが、とにかく申請のための書類を揃えたりするのも大変ですし、窓口に提出しに行くのも大変です。

また、主治医に診断書を依頼する場合も、担当の社労士があらかじめ診断書に❝注意書き❞や❝付箋❞を付けてくれています。確かに費用はかかります。通常は成功報酬ですから自分が認定された❝等級❞によります。

私が依頼している事務所は、振込1回分(年金の2ヶ月分)ですね。高いかな~という印象を持ちますが、ただでさえ不安な申請です。細かい所までチェックしてしてもらえるのは心強いです。更新からは成功報酬として3万円になります。※依頼する社労士によって違います。

体も頭もサクサク動く状態であれば、勉強のために自分でトライする!というのも良いかもしれませんね!私のようにパーキンソン病となると、アチコチ走り回るよりお任せした方が良いと割り切ってます。

パーキンソン病で『障害年金』を受給するには?

やはり主治医の「診断書」によるところが大きいですね。私たちパーキンソン病患者は、病気が進行してくるとオンとオフがハッキリとしてきます。私の場合は夕方以降はレポドパもほとんど効きません。左足先は痺れたようで、感覚が無いような、それでいて耐え難いような痛みがあります。

そういった日内変動を毎月の受診の際に主治医にキチンと伝えておくことも大切です。短い診察時間の間に見える症状は本当に限られています。メモに書いたりして手渡したりしても良いと思います。カルテに貼ってくれますよ!

そして『障害年金』の申請の際には、オフの状態を診断書に書いてもらえるようにお願いしましょう。私の場合は、社労士さんが全て代行してくれています。

また、パーキンソン病は他の疾患を併発していることが多い病気です。代表的なのが「うつ病」です。また、歩行困難から転倒して骨折!整形外科に通っている人も多いのでは?

そういう場合は、2つの傷病を併せて申請することができます。パーキンソン病では、まだ薬で何とか調整ができていても、うつ病の症状が重く精神的に不安定…といったケースは少なくありません。私が、まさにこのケースです。そして無事に受給することができました

パーキンソン病 障害年金で検索すると「私は受給対象じゃないわ!」と諦めてしまう人もいるかもしれません。けれど、一度専門家に相談してみてはどうでしょうか‼思わぬ道が開けるかもしれませんよ。