パーキンソン病などの難病にとっても必要?注目の職種「データサイエンティスト」とは!

パーキンソンン病の治療の展望

京都大学とデロイトトーマツグループは2018年6月27日、医療・ヘルスケア分野に特化したデータサイエンティストを育成するための共同研究講座を開設すると発表しましたた。2018年10月から半年間の試行期間を経て、19年4月からの2年間、講座を開設する計画だそうです。

『データサイエンティスト』?とにかくブログを書いていて大変なのが“横文字”が、本当に多いです。そして今度はデータサイエンティスト…チョッと聞いただけでは、医療とどうつながってくるのだろう?思ってしまいますが、今注目の職種だそうです。

さて、時々、またはよく耳にする医療に関する横文字(言い方が古い)ってどのくらいあるんでしょう?まず、聞いたことあるんじゃないの?と思うものだけを挙げてみます。
●アイシー:インフォームド・コンセントの略。「内容の説明と納得した上での合意。
●アセスメント(assessment):評価、査定。医療で使われる場合、患者のあらゆる情報から、問題点を探り、患者にとって必要な物は何かを考えること。
●アドミッション(admission):入院。 反対語はエント(Entlassen)で退院。
●イーピーエー:経済連携協定(Economic Partnership Agreement)の頭文字。インドネシア・フィリピン・ベトナム等の看護師人材の受け入れの根拠となる協定。
●インテーク:援助についての初めての相談のこと。受理面接ともいう。
●インフォームド・コンセント:医療関係者から十分な説明を受けた上での患者側の同意・選択。
●エスティー:言語聴覚士。 言語発達遅滞、構音障害、脳血管疾患などによる、言語、失語症のリハビリを専門とする。OT:作業療法士、PT:理学療法士。
●エビデンス:証拠や根拠の意。主に記録などの根拠として明示出来るデータを指す。
これは、ほんのほんの一部です。あぁ、それ聞いたことあるって思いませんか?ニュースなどでは、もっと多くの横文字が使われます。聴いている方は分かっているの?と気になるくらいです。

そんな中、またまた出ました『データサイエンティスト』?データ分析でしょうか?この職種が今、医療の世界で脚光を浴びているとのこと!医療の発展にどう関わっているのでしょう?それが難病患者にとってプラスとなるのでしょうか?

まず、『データサイエンティスト』とは?

 

さまざまな意思決定が必要な場面で、データにもとづいた合理的な判断を行えるように、意思決定者をサポートする職務またはそれを行う人のことだそうです。何だか“ブレイン”?統計解析やITのスキルだけでなく、ビジネスや最先端のトレンドなど幅広い知識が求めらる注目の職業とのことです。

この『データサイエンティスト』という職業は、10年前にはさほど人気はなかったそうです。ところが、ビッグデータを重視するようになった企業が多くなればなるほど、そのスキルを持つ人材は引っ張りだこになるわけですね!

❖データサイエンティストに資格は必要?

2009年に始まったばかりの『データサイエンティスト』は、まだまだこれからの職業。そのため、必要な資格などの明確な決まりはまだありません。

しかし、データサイエンティストを名乗る上で世間から必要と考えられている資格はあります。これらを以下に簡単にまとめます。

統計検定、オラクルマスター(ORACLE MASTER)、オープンソースデータベース技術者認定資格(OSS-DB技術者認定資格)、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、情報処理技術者試験、アクチュアリー資格試験(数学)、Verified Certificate (Machine Learning)などがあります。私が、この講義で目を開けていられるのって数分?

この職業の将来性は?という質問に対する答えは2つに分かれていて、続くという人と、一過性のもので10年ももたないよ!と言っている人も…。どちらに軍配は上るのでしょうか?

『データサイエンティスト』が医療を変えるのでしょうか? 

 

さて、今回、『講座は京大医学研究科の人間健康科学系専攻の大学院生を中心に、他の研究科や専攻でも応募できるようにする。将来は他大学や社会人大学院への展開も計画しているとのことですから力の入れ方がハンパないです。

そして今回の目標は「全体で120時間のプログラムで、新たな診断・治療法の研究や実施ができる医学研究者・医師のほか、革新的な新薬研究を進められる製薬会社の研究員などを育成する』なのです!
※これは、患者サイドでは嬉しい報告ですよね!

他にも医療の質を向上のためにもデータサイエンティストは必要としているのが、岐阜大学と広島赤十字病院の取り組みなんです。

医療の質を高め、コストも削減するには、ビッグデータの活用は有効な手段なようです。ただ、データさえ集めれば良いというものではありません。それを分析して実際に活用できなければ、集めたテータは「無用の長物」とならざるを得ません。岐阜大でもデータサイエンティストの育成に力を入れているようです。

 

まとめ

現在のところ、医療の世界でも『データサイエンティスト』は注目されています。ビッグデータを集めて解析し、その中から役立つ指標を見つけ出す役割を果たすのです。結果として、医療の世界でこそ大きな成果を出すのではないだろうかと、と期待は高まります!

特に医療界が力を入れなけばいけないのは、他の分野に比ベ業務や経営の効率化がバラバラっだったりする可能性は“大”。まだまだ改良の余地が多くあると見られていようです。ここまでくると、京大が『データサイエンティスト育成』に力を注ぐ理由が分かるような気がします。

そして、岐阜大の附属病院では、病院全体の医療データを中央のサーバーで管理。患者の動線などをチェックすることによって、来院数を1日平均何人ではなく、各診療科の相関関係を調べることもできるようになったとのこと。今まで数時間(2~3時間)滞在せざるを得なかった患者が、今では90分以内にまで短縮することができたそうです。

まだまだ、データサイエンティストがいるから難病が完治する…という一足飛びはあり得ない夢物語ですが、データの分析があってこその研究成果です。また、パーキンソン病、難病患者は疲れやすいです。病院の待ち時間が減る!それだって本当に立派な成果です。

コメント

  1. チビタ より:

    こんにちは
    岐阜大附属病院ですが別件で私と別の患者の2名が今月個別に初外来をしたのですが、
    待ち時間はとても短かったです。
    2名とも同じ思いだったので効果は絶大かも知れません。
    どのくらい早いかと言うと
    予約をする個人病院のかかりつけ医を2院利用していますが
    その2院より早かったです。

    • コメントありがとうございます。別件ですが、昨日刀根山病院という神経内科では有名な大阪にある病院の神経内科医長の医療講演と医療相談会がありました。
      時々、ガッカリする医療講演会(あくまでも私の主観です)もあるのですが、今回は話しのキレも良く(上から目線ですみません)、午前中の用事を済ませた後で神戸まで行った甲斐がありました。

      やはり、病院の取り組みでいろいろなことが変わってくるのですね。患者のために!それは、どんな小さなことでも積み重なれば大きな成果に繋がります。それを怠ると信用は失墜します。未だに、一昔前の考え方で病院経営をしていると患者は確実に離れていきます。

      私が地元のヘリポートを備えた総合病院を離れ、個人クリニックに転院したように…。昨日も同じような話をされている方がおられました。今や、総合病院信仰などなく、患者側もネット検索などで「知恵」がついています。ごまかしは効きません。岐阜大情報は貴重です。いつもありがとうございます。

  2. チビタ より:

    刀根山病院!
    何と僕が10日間の検査入院し病気が確定されたところじゃないですか!
    わざわざ遠いところをご苦労様です。確かに神経内科で有名です。筋ジスが一番の専門領域ですな。
    当時は阪急電車に乗り、駅から歩けたんですけどね。
    今じゃ病院前の坂道を登れる自信ありません。

    2週間連続注射するには入院が必須と言われ(皆そうしてるので回答に間違いは無い)
    通院外来可能な個人クリニックに転院しましたが・・・

    • そうだったんですね!光療法に音楽療法といろいろ取り入れらているようです。私も近ければ外来で行きたいな…とは、思いますが。でも、私は今通院している病院に転院して本当に良かったと思っています。周りからも表情も違うと!そう言われると嬉しい反面、2年前までどんな顔して歩いてたんだ?(戦車?!みたいなカートにすがりついてました)って思います。確かに、確実に進行はしています。けれど、電話すれば伝言や緊急の診察が可能な個人クリニックは安心です。何かあれば提携している病院にすぐ連絡してもらえますし。そしてエフピーがダメだった私はアジレクトに挑戦しています。一昨日頃からジスキネジアが出始めました。そういうときは、即電話で指示を受けられます。レキップを減らしましょう!とのことです。足し算じゃなく、引き算が主治医のやり方です。まぁ、それが多いでしょうが。今日は、今のところ昨日より少しマシです。本当にいろんな縁がありますね。

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