パーキンソン病患者は期待して良いのでしょうか?『iPS細胞の商用化』


きっと着々と進んでいるに違いない!パーキンソン病という、この厄介な病気と“さよなら”できる薬やデバイス(外科的)治療法の確立が…そうに違いない。

ある日、目が覚めたらスマホの画面にパーキンソン病完治の治療法確立!健康保険も適用か?!なんてニュースの見出しがアプリから見える日はいつ来るのだろう?

自分の症状が進行するにつれ、ふと言い知れぬ不安が襲いかかる。本当は、こんな書き出しの筈ではなかったのに…。せっかく承認されたMAO‐B阻害薬のアジレクト。新薬は、もしかしたら自分にピッタリ合って、ツラい症状が楽になるかも!と期待するのです。

それは、パーキンソン病患者だけではなく、多くの難病患者が思うことでしょう!今回、試してみた“アジレクト”は、私には残念なことに合いませんでした。もともと低血圧だったのですが、何ということもなく(上が80で下が50なんてザラです)動くことができました。

ところが、アジレクトを服用してから数日経つとサッと立ち上がると数秒ですが目の前が真っ暗になったのです。それが1日に数回。血圧も低いなら低いで安定していたのに私にしては高い100を超えるという数字!同じ日で上下するようになりました。

さすがエフピーの4錠分のパワー!そこでエフピーを再度試してみることに(以前一度服用したものの口の周りにジスキネジア出現のため断念)なりました。私の苦手意識の問題かもしれないから…。

結果は惨敗。1錠から始めて慎重に増やしていったのですが、服用を始めた頃から急に「転倒」するようになりました。冷凍室を開けようとしてそのまま後ろ向きに倒れたり横の物を取ろうとして軽い椅子もろともに倒れたり!よく骨折しなかったものだと思います。

新しい治療法を!気持ちばかりが焦ります。だんだん薬の選択肢が少なくなっているのではないか?この先どうなるのだろう?iPS細胞にどのくらい期待して良いのか…。研究者の方々の大変さは理屈では分かっているものの。けれど、最近『共同研究』という見出しが目立ち始めました。やっぱり期待してしまいます。

 

サイド上

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京都大学と大日本住友製薬の共同研究とは?


確かに『iPS細胞』による再生医療は、私たちパーキンソン病患者の希望の星です!けれど、いつまでも手の届かない雲の上の星では病気は治りません。私たちが受けることのできる“一般医療”に使えなければ見上げる星のままです

昨年201年12月に京都大学のiPS細胞研究所(CiRA)と大日本住友製薬、住友化学が、高品質な臨床用iPS細胞を製造するための共同研究を開始したと発表しました。

iPS細胞を用いた再生医療を一般化するには、安全で品質が均一な臨床用iPS細胞が必要です。iPS細胞の商用化に向けて順調に進んで欲しいものです!
 

★サイラより

●臨床用iPS細胞をより高品質にするため京都大学iPS細胞研究所、住友化学株式会社および大日本住友製薬株式会社と共同研究を始めることを発表。

●「CiRA」では、2013年度から再生医療用iPS細胞ストックプロジェクトを進めています。

●「CiRA」と京大病院は「iPS細胞由来ドーパミン神経前駆細胞を用いたパーキンソン病治療に関する医師主導治験」を大日本住友と連携して進め、かつ商用化※重要!を見据える研究を2年かけて行うこととした。

治験では、CiRA付属の「CPC:細胞調製センター(Cell Processing Center)」である「FiT:細胞調製施設(Facility for iPS Cell Therapy)」で作成したiPS細胞を、大日本住友製薬が 拡大培養してマスターセルバンクを作製 ⇒  FiT で治験に使用するドーパミン神経前駆細胞を製造する。という工程のようです。

将来的には、現在「FiT」が行っている治験用の生産のほか、
商用生産を大日本住友の再生・細胞医薬製造プラント「SMaRT(大阪府吹田市)」で行う予定!

iPS細胞を使った再生医療!実用化の目途は?


実用化まであと何年?本当に iPS細胞は医療の現場に現れるのでしょうか?そして私たちパーキン病患者をこの苦痛から解放してくれるのでしょうか?

iPS細胞の快挙と言えば「難病の一つである筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の中でも、家族性ALSの患者に注目し、原因となる現象を調べようと試みたとのこと。

ALSは、脳や脊髄からの命令を筋肉に伝達する運動神経細胞が正常に機能しなくなる難病で、ドラマでも取り上げられたことがありますね。病状が進行すると呼吸をすることさえも困難になる。進行が速く、人工呼吸器を使用しなければ余命は通常2~5年と言われているようです。

調べてみた結果、ALS患者由来の運動神経細胞だけ、異常に折り畳まれたタンパク質が蓄積し、細胞死を起こすことが判明!そこで、他の疾患ですでに使われている薬剤の1416種類の化合物を何と一つ一つ加えてみたそうです。

効果を発揮したのは、1416のうち27種類。その27種類の化合物の半数が、特定のタンパク質に対して影響を及ぼしていることまで分かっているようです。

この研究ではALSの治療のためのターゲットとなる標的分子候補を突き止めることができたということでしょうか?これは100年を超えるALS研究の長い歴史の中でも大きな成果と言われています。

脳脊髄の難病研究を、複数かつ複合的にできるようになったのも、iPS細胞による患部細胞のモデル再現が大きな要因とのこと。けれど、iPS細胞の存在によって解明できた事実が増えるほどに、研究者が着手しなければならない項目は増えていくそうです。

それでも研究者は“前に!”と頑張っている…そんな記事を見ると、いつかは完治する日が来るのかも!と思ってしまいます。

商用化!実用化とは違うの?

今回、医療関係の記事として『iPS商用化へ研究!京大、企業と』となっていました。アレッ!今まで、実用化はいつ?とか、本格的実用化に向けて、などという記事が多かったのですが商用化…? 

今まで、あまり深く考えた事が無かったのですが、実用化とは、例えばですよ!あくまで私の考えですから。『iPS細胞』を使った治療法は確立し、その治療を“受けることができる状態”になった!ということでしょうか?

実際に、iPS細胞が使えるようにはなった。けれども、その治療を受けるには高額な治療費が必要だったり、特殊な機械を所有し、操作できる技術者がいないと無理…みたいな。

『商用化』というのは、その治療で病院の経営が成り立ったり、特別多額の治療費が払える人だけではなく健康保険が使えたりする事かな?と解釈しているのですが。全然的外れかもしれません。

まとめ

私たちがパーキンソン病の治療が受けられる日が来るとしても数千万円かかります!と言われてしまったら、とてもじゃないけど払いきれるものではありません。

一部の富裕層だけが受けられる治療!それではダメなんですね。できる限り安全で、特別な生活をしていない患者でも平等に受けられる治療であることが必須です。

そのために、日本も海外と連携して“安全で質の良いiPS細胞”を大量に生産するため、国内外で施設を建設しています。

どこの大学が、どこの製薬会社がと言っている場合じゃありません!持てる叡智を集結して難病の根治治療の研究を進めてもらいたいと思います。